雨読






森の本棚《二》

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≪分類≫  20思想  21ヨーガ  22気功  23心理

≪評価≫  ★★★ 優  ★★ 良  ★ 可





【20思想】  →TOP

西田幾多郎 苦悩と悲哀の半生/上田高昭 著/中央大学出版部2005 \2,500 
★★★日記・書簡等の原資料を駆使し、これまでの虚像を廃して、西田幾多郎の半生を克明に描く。
西田幾多郎の姿勢戦争と知識人/上田高昭 著/中央大学出版部2003 \2,400 
★★★日記・書簡等から、軍部との関係を誤解されていた、西田幾多郎の晩年を克明に描く。
西田幾多郎 ―生きることと哲学(岩波新書)/藤田正勝 著/岩波書店2007 ¥700
★★今なお国内外で影響力をもつ西田哲学について、現代的視点から案内する。 
西田幾多郎とは誰か(岩波現代文庫)/上田閑照 著/岩波書店2002 ¥1,100 
★★★「哲学の動機は人生の悲哀でなければならない」という、西田幾多郎の生涯を詳述している。
南方熊楠(人物叢書)/笠井清 著/吉川弘文館1967 ¥2,100 
★★南方熊楠研究の古典的名著。簡にして要を得た記述で、その生涯を正確に叙述している。
南方熊楠(講談社学術文庫)/鶴見和子 著/講談社1981 ¥1,000 
★★★南方熊楠研究に「南方曼陀羅」という画期的視点を与えた名著。昭和54年度の毎日出版文化賞受賞。
南方熊楠の森/松居竜五・岩崎仁 編/方丈堂出版2005 ¥3,000
★★豊富な写真と新発見の資料で、熊野の森にいた熊楠の活動を明らかにする。写真CD付き。
縛られた巨人 ―南方熊楠の生涯(新潮文庫)/神坂次郎 著/新潮社1991 ¥667
★★南方熊楠の生涯を、文献ばかりでなく、丹念に国内・国外の各地を取材して描写した労作。
およどん盛衰記 ―南方家の女たち(中公文庫)/神坂次郎 著/中央公論社1997 ¥571 
★南方熊楠の日常を、女中の視点からユーモラスに描いた小説。巻末に掲載された、熊楠の娘・文枝氏との対談は、貴重な資料。 
猫楠 ―南方熊楠の生涯―(角川ソフィア文庫)/水木しげる 著/角川書店1996 ¥660 
★南方熊楠を敬愛するマンガ家が、飼猫を通じ史伝に忠実な態度でその生涯を描いた作品。
氷川清話(講談社学術文庫)/勝海舟 著 江藤淳 松浦玲 編/講談社2000 ¥1,000 
★★★政治思想家でもある勝海舟の、基本的な人物像を示す言行録。この本については、考証が周到なこの版に拠らなければならない。
海舟語録(講談社学術文庫)/勝海舟 著 江藤淳 松浦玲 編/講談社2004 ¥1,000 
★★★巖本善治の『海舟座談』(岩波文庫)等に出てくる記事を、初出に当って再編集した労作。 
勝海舟(中公新書)/松浦玲 著/中央公論社1968 ¥660 
★★生い立ちから明治維新に至る勝海舟の事績を、公正な見地から検証した好著。
勝海舟(人物叢書)/石井孝 著/吉川弘文館1974 ¥1,900 
★勝海舟の生涯を、不遇な「未完の政治家」という視点から記述した伝記。 
それからの海舟(ちくま文庫)/半藤一利 著/筑摩書房2008 ¥780 
★勝海舟をこよなく愛する著者が、明治維新からの後半生を、思い入れたっぷりに活写する。
勝海舟 戦わなかった英雄/鵜澤義行 著東都よみうり編集部 編/ごま書房新社2010 ¥1,300 
★勝海舟のエピソード集で、とりわけ家庭環境について、よく調べられている。
論語と私/金谷治 著/展望社2001 ¥2,000
★★中国哲学の第一人者が、論語に関する学問的な事柄を、分りやすく書き綴った随筆集。
意識と本質 精神的東洋を索めて(岩波文庫)/井筒俊彦 著/岩波書店 1991 ¥720
★★★東洋における、「意識」の問題について考察する際、必読となる不朽の名著。イスラム・インド・中国・日本にわたる広汎な思想を、「共時的構造化」という手法で体系的に把握する、壮大な哲学的試論を展開している。
一日一文 英知の言葉/木田元 著/岩波書店2004 ¥2,500 
★★西洋哲学者の木田元が、古今東西の著述から、含蓄ある言葉を集めたアンソロジー。
新人生論ノート(集英社新書)/木田元 著/集英社2005 ¥680 
★★★三木清の名著にあやかりながら、まったく別の切り口から語った、現代の人生論。
ギリシア・ローマの奇人たち 風変わりな哲学入門/ロジェ=ポル・ドロワ ジャン=フィリップ・ド・トナック 著 中山元 訳/紀伊國屋書店2003 ¥1,800
★★フランスの哲学者と小説家が腕を組み、古代哲学者の逸話をおもしろくアレンジしている。
人は何のために「祈る」のか 生命の遺伝子はその声を聴いている(祥伝社黄金文庫)/村上和雄 棚次正和 著/祥伝社 2010 ¥600
★★★強い祈りが遺伝子を活性化させ、しばしば奇跡的な出来事を起こす。それが科学的な事実であることを、豊富な事例を交えて詳しく紹介している。
祈りながら書く (「みち」シリーズ2)/小川洋子 著/金光教徒社 2010 ¥800 
★★★小川洋子さんの、金光教に関するエッセイを集めたもの。金光教の寛容な教えが実感できて、興味深い内容になっている。
癒されて生きる 女性生命科学者の心の旅路(岩波現代文庫)/柳沢桂子 著/岩波書店 2004 ¥900 
★★★30年もの歳月を、原因不明の難病で費やした生命科学者が、科学・宗教・芸術について思索した成果をまとめている。
死を見つめる心 ガンとたたかった十年間(講談社文庫)/岸本英夫 著/講談社 1973 ¥448 
★★★10年にも及ぶガンとの闘病生活を経て、現代人が合理的な精神を保持しつつ、いかにして死と向き合えば良いか、究明した名著。
死ぬときは苦しくない(こころライブラリー)/永井友二郎 著/講談社 2006 ¥1,500
★★自らの体験と長きにわたる見聞により、「死ぬときは苦しくない」と断言する88歳(当時)老医師の遺言書。
死ぬときに人はどうなる10の質問 あなたは考えたことがありますか?/大津秀一 著/致知出版社 2010 ¥1,500 
★★緩和医療医の著者が、現代日本で人が死ぬときどうなるか、10項目に分けてその実態を、克明に描写している。
モリー先生との火曜日/ミッチ・アルボム 著 別宮貞徳 訳/日本放送出版協会 1998 ¥1,600
★★★アメリカ・マサチューセッツに住む社会心理学のモリー教授が、1994年に70歳代で難病の「ALS」(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、数年後死に至った。その最晩年、教え子の著者が、毎週火曜日に恩師の自宅で行ったインタビュー集。老いと死に関する、優れた講義録となっている。
モリー先生の最終講義 「死ぬこと・生きること」/モリス・シュワルツ 著 松田銑 訳/飛鳥新社 1998 ¥1,200
★★★モリー先生が、死の床で語った箴言集。「いかに死ぬべきかを学びなさい。そうすれば、いかに生きるべきかが分かるでしょう」と言う。
老年について(岩波文庫)/キケロー 著 中務哲郎 訳/岩波書店 2004 ¥540
★★老年の意義について、余すところなく雄弁に述べている。紀元前100年頃、すでにこれほど優れた老いに関する論考があったのは、驚嘆に価する。ただ死に対しては、ローマ特有の視点に立っていて、にわかに肯定できない。
老年の豊かさについて/キケロ 著 八木誠一 八木綾子 訳/法藏館 1999 ¥1,800 
★★キケロの名著『老年論』の、平明で読みやすい新訳。また訳者の「私の老年論」が秀逸。
少食が健康の原点 万物への愛と慈悲がエネルギーを生む/甲田光雄 著/たま出版 1991 ¥1,400
★★★生玄米食・生菜食・断食による「少食」を実践することで、難病が治り健康になるという事実を、豊富な事例を交え医学的見地から詳説している。「少食」実践者の中には、一日100キロカロリー以下で生活する「仙人食」に到達した人もおり、これが将来人類を救うという夢も語っている。
あなたの少食が世界を救う 愛と慈悲の心で生きる 少食健康法のすべて/甲田光雄 著/春秋社 1999 ¥1,800
★★断食療法により多くの難病が治った事例について、医学的根拠を示して紹介している。また少食を実践することで、高齢になっても健康でいられるだけではなく、食料危機や地球温暖化の対策にもなり、ひいては世界を救うことができるという。
断食博士のくろう話 少食を守る人に天はほほ笑み、すこやかな長寿を与えてくれます(ビタミン文庫)/甲田光雄 著/マキノ出版 2002 ¥1,300
★★「少食」を提唱する甲田療法のエッセンスについて、わかりやすく語っている。食べ過ぎが病気の元であり、食物に感謝すれば、食欲が抑えられるという。
「ありがとうを言う」と超健康になる 世界的宗教学者と超少食実践者が教える究極の健康法/町田宗鳳 森美智代 著/マキノ出版 2011 ¥1,333
★「ありがとう呼吸・体操」と「感謝念仏」を行いながら断食すれば、心身の大掃除ができる。さらに「食べものは〝モノ〟でなく命」で、無益な殺生を排する「少食は世界を救う」という。




【21ヨーガ】  →TOP

八十八歳を生きる ヨーガとともに/佐保田鶴治 著/人文書院 1986 ¥1,500 
★★★誤解されやすいヨーガの本質を明らかにした上で、日々それを実践すると何が得られるか、分かりやすく述べている。ヨーガ禅を創設した著者の、絶筆となった講話集。
ヨ-ガ禅道話/佐保田鶴治 著/人文書院 1982 ¥1,500
続 ヨ-ガ禅道話/佐保田鶴治 著/人文書院 1983 ¥1,500  
★★ヨーガを修める際の心がまえについて、様々なテーマのもとに説き明かした講話集。「瞑想の本質と実際」「日頃のヨーガ」など。
ヨーガ入門 ココロとカラダをよみがえらせる/佐保田鶴治 著/ベースボール・マガジン社 2001 ¥1,300 
★★★最初に心得として、真実のヨーガとは何かについて、簡潔に説明する。それから基本的なヨーガのテクニックを、イラストを交えて詳細に解説している。これを熟読すれば、ひとりでもヨーガを実践できる。
ヨーガのすすめ 現代人のための完全健康法/佐保田鶴治 著/ベースボール・マガジン社 2002 ¥1,300 
★★★名著『ヨーガ入門』の原型となった解説書で、理論的な方面により多くの紙面が割かれている。第七章の「仏教とヨーガ」が秀逸。
ヨーガの宗教理念/佐保田鶴治 著/平河出版社 1976 ¥1,000
★★★ヨーガとは真実の宗教であり、純粋主観的な自己へ到達する道であるという、ヨーガ禅の根本理念について、詳しく説き明かしている。また「般若心経の実態」(『般若心経の真実』の別版)も掲載されている。
解説ヨーガ・スートラ(新装版)/佐保田鶴治 著/平河出版社 1983 ¥1,800
★★★ヨーガの代表的な聖典である『ヨーガ・スートラ』の、定評ある詳細な解説書。これを読まなければ、本格的なヨーガは実践できない。
ヨーガ根本教典(新装版)/佐保田鶴治 著/平河出版社 1983 ¥1,800
続・ヨーガ根本教典(新装版)/佐保田鶴治 著/平河出版社 1986 ¥1,800
★★★ヨーガの代表的な根本教典、「ヨーガ・スートラ」「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー」「ゲーランダ・サンヒター」「シヴァ・サンヒター」を全訳し詳細な解説を付けている。ヨーガの真髄を理解するためには、必読の文献。
ヨーガ ヨーガ行法の段階的修練法/番場一雄 著 佐保田鶴治 監修/平河出版社 1978 ¥3,800
★★★佐保田先生の直弟子・番場一雄氏によるヨーガの手本集。約300ほどある伝統的な体位法(アーサナ)から、重要なものを112選び、詳細な解説と写真を付けている。実際にヨーガを学習する際の、必読文献。
いのちの力 気とヨーガの教え/望月勇 著/平凡社 2004 ¥1,400
★★★ロンドンを拠点に、世界中で気功療法を実施している望月勇さんが、気とヨーガの本質について、具体的に分かりやすく説き明かしている。ヨーガを一生続けると、死ぬ二日前にちょっと老化現象が出て、身の回りを整理し、眠るように旅立つことができるという(176p)
いのちのヨーガ/望月勇 著/平凡社 2007 ¥1,400
★★★気功治療家・望月勇さんが提唱する「プラーナ・ヨーガ」の教則本。基本的なアーサナ・呼吸法・瞑想法のほか、かんたんな気功についても詳述している。また食事や病気に対する知見など、ヨーガを暮らしに活かす方法にも言及している。
気の言葉 宇宙のエネルギーはバラの香りがする/望月勇 著/講談社 2010 ¥1,500
★★★25年以上にも及ぶ、気功療法の実践経験から得た気功・ヨーガのコツを、分かりやすく披露している。「仕事も生活もヨーガ」であり、何も求めず続けて行けば、「恩寵」が与えられる。またヨーガで「本当の自分」が分かって楽になり、瞑想と呼吸法で自分が変わるという。
いのちの知恵 人生を深く生きるために/望月勇 著/角川文化振興財団 (発売)KADOKAWA 2016 ¥1,600
★★★「プラーナヨーガ気功」を提唱し、真のヨーガを修める方法と、その目的などについて、明快に語っている。またヨーガと仏教の関係についても、詳しく言及している。
図説 ヨーガ大全/伊藤武 著/佼成出版社 2011 ¥3,800
★★★真実のハタ・ヨーガとは何かについて、イラストと約200点の図表を駆使して、詳しく説き明かしている。とりわけ著者自身による、個性あふれたユニークなイラストは、ある意味で写真より、ヨーガの真髄に肉薄している。
秘伝マルマ ツボ刺激ヨーガ(講談社+α文庫)/伊藤武 著/講談社 2004 ¥648
★★★「断末魔」とは「末魔」(梵語の「マルマ」・急所の意味)を絶たれて、死に至ることをいう。また「マルマ」(末魔)は鍼灸の経穴(ツボ)とほぼ一致する。ヨーガでこの「マルマ」を刺激すれば、心身の病気が癒され、健康になるという。
身体にやさしいインド 神秘と科学の国の「生きる知恵」(講談社+α文庫)/伊藤武 著/講談社 1998 ¥980
★★長年にわたる放浪の旅で体得した、インドの食や文化について、ユニークなイラストを多数交えて、おもしろく詳説している。
ヨーガ 実技と冥想修法/佐伯和彦 著/グラフ社 2008 ¥1,905
★★★佐保田先生の名著『ヨーガ入門』に匹敵する、正統的なヨーガの手引書。よく熟読玩味し、紹介されているアーサナを習得したい。
心をほどく瞑想法/佐伯和彦 著/グラフ社 2009 ¥1,300
★★★正道ヨーガ修練会を主催する佐伯和彦氏が、半生をふり返りつつ命がけの「一〇日打坐」で得た境地について詳述する。また具体的な瞑想法もていねいに解説しており、とりわけ「DD(ドリシュタ・ドラシュタヴィア)観照法」(自我はぎとり瞑想法)がすばらしい。
ラージャ・ヨーガ 本能的性質の克服/スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ 著/日本ヴェーダーンタ協会 1997 ¥1,000
★★★近代インドの聖者だったスワーミー・ヴィヴェーカーナンダの講義録。古典的・心理的とされるラージャ・ヨーガについて概説し、さらに「ヨーガ格言集」として『ヨーガ・スートラ』も翻訳している。
インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラ/スワミ・サッチダーナンダ 著 伊藤久子 訳/めるくまーる 1989 ¥1,800
★★★インテグラル・ヨーガを提唱するスワミ・サッチダーナンダ師の、『ヨーガ・スートラ』講義録。全4章中、第1・2章を中心に、独自の高邁なヨーガ哲学が開陳されている。
現代人のための ヨーガ・スートラ/グレゴール・メーレ 著 伊藤雅之 監訳/ガイアブックス 2009 ¥2,800
★★世界的に著名なドイツ人ヨーギーによる『ヨーガ・スートラ』解説書。逐語的な注釈をせず、現代的な視点により、テキストの真意を解き明かしている。
アイアンガー 心のヨガ 人生に光を灯すために/B.K.S.アイアンガー 著 柳生直子 監訳/白揚社 2011 ¥2,800
★★★世界的なヨガの指導者であるアイアンガー師が、自らの半生をふり返りつつ、ヨガの真髄について詳しく説き明かしている。ヨガの理論書として、現在最高レベルの一冊だろう。
ヨガの喜び(光文社文庫)/沖正弘 著/光文社 1989 ¥540 
★★日本におけるヨガの草分け的指導者・沖正弘氏の代表作。元軍人らしい骨太の文体で、ヨガの理論と実践方法を詳しく解説している。
生き方としてのヨガ/龍村修 著/人文書院 2001 ¥1,900 
★★★たんに健康法ではなく、生き方の指針として、ヨガを実践するように勧める。そしてヨガの理論を根本から説き、それを日々どのように生かして行くか、明らかにしている。また呼吸法の重要さについても、詳しく言及している。
深い呼吸でからだが変わる 龍村式呼吸法のすすめ/龍村修 著/草思社 2001 ¥1,300 
★★ヨガ式呼吸法の理論と実践方法を、分かりやすく紹介している。とりわけ「浄化呼吸法」が興味深かった。
深い呼吸で「心」が変わる/龍村修 著/草思社 2009 ¥1,400 
★★★前著をふまえ、深い呼吸で心を整える方法について、分かりやすく説明している。「生活ヨガ」としての、24時間の過し方にも言及されており、たいへん参考になる。
ヨーガの思想(講談社選書メチエ)/山下博司 著/講談社 2009 ¥1,500
★★ヨーガの淵源から、現代に至るまでの歴史を、要領よくまとめている。いま世界の国々で、どのようなヨーガが行われているか、俯瞰できて興味深い。
ヨーガの哲学(講談社学術文庫)/立川武蔵 著/講談社 2013 ¥800
★★M・エリアーデのヨーガ観に基づき、『ヨーガ・スートラ』やハタ・ヨーガなどに見える、ヨーガの哲学について解説している。また仏教との関係にも、詳しく言及している。
運命を拓く 天風瞑想録(講談社文庫)/中村天風 著/講談社 1998 ¥552
★★★日本におけるヨーガの先駆者・中村天風師が実践していた「真理瞑想行」について詳しく解き明かしている。「本当の幸福とは、自分の心が感じている、平安の状態をいう」(238p)として、そこに至る具体的な方法が体系的に語られている。
中村天風の生きる手本 世界でいちばん価値ある「贈り物」(知的生きかた文庫)/宇野千代 著 中村天風 述/三笠書房 2007 ¥533
★★天風先生との出会いで、長年にわたるスランプを克服した女流作家の宇野千代さんが、感謝を込めて編集した講話集。生の声の印象がそのまま表れるよう充分留意して文章化されており、たいへん読みやすい。
幸福なる人生 中村天風「心身統一法」講演録/中村天風 著/PHP研究所 2011 ¥1,900
★★★中村天風師が提唱する「心身統一法」について、体系的に分かりやすく解説した講演録。幸福な人生とは何か、それを得るにはどうすれば良いか、明快に説かれている。
君に成功を贈る/中村天風 著/日本経営合理化協会出版局 2001 ¥1,800
★★多くの著名人が心酔した中村天風師の講演から、成功哲学について語った入門的な話をまとめている。巻末の金言集・日常の心得が秀逸。
真人生の探究/中村天風 著/天風会 1994 ¥2,667
★★★人生の三大不幸である病気・煩悶・貧乏を、少しでも軽減するために、中村天風師が考案した心身統一法の概説書。少々古めかしい言い回しながら、師が遺した多くの講演録より、本書の方が心身統一法を系統的に詳述している。
原初生命体としての人間 野口体操の理論(岩波現代文庫)/野口三千三 著/岩波書店 2003 ¥1,040
★★★自分のからだの動きを手がかりに、人間とは何かを探検する、野口体操の全貌を明らかにした、処女作の増補改訂版。また息することは生きることであるという、独自の呼吸法にも詳しくふれ、さらに基本的な体操の方法と、心がまえについても言及している。
野口体操 からだに貞(き)く/野口三千三 著/春秋社 2002 ¥1,800
★★★野口体操の創始者が、その独特な語源解釈に基づき、「体操とは占である」と説いている。体操は、からだの中の自然の神に、真実とは何か貞(き)く営みであるという。
野口体操 おもさに貞(き)く/野口三千三 著/春秋社 2002 ¥1,800
★★文字学の知識を駆使した、独自の語源解釈に基づき、野口体操の真意について、詳しく解き明かしている。
野口体操 ことばに貞(き)く 野口三千三語録/羽鳥操 著/春秋社 2004 ¥1,600
★★野口三千三一周忌に、メモリアル出版された語録集の改訂版。生前の写真が多く掲載され、言葉の主旨も詳しく解説されている。また「逆立ち」の方法と意義についても、懇切丁寧に説明している。
野口体操 感覚こそ力/羽鳥操 著/春秋社 2002 ¥2,200
★★野口三千三先生の愛弟子だった羽鳥操さんが、野口体操の授業風景を、臨場感あふれる筆致で再現している。写真も多く掲載されており、たいへん参考になる。




【22気功】  →TOP

氣の確立 中村天風と植芝盛平/藤平光一 著/東洋経済新報社 1999 ¥1,500
★藤平光一氏が、中村天風・植芝盛平という巨匠の教えに含まれる誤りを正して、合理的な「氣」の活用法を発見した。その経緯について、自身の生い立ちをふまえつつ詳説している。
氣の呼吸法 全身に酸素を送り治癒力を高める/藤平光一 著/幻冬舎 2005 ¥1,200
★★★「心身統一合氣道」の創始者・藤平光一氏による「氣の呼吸法」入門書。姿勢を正して、自然な深い呼吸をするなら、生命力が充実し、心身の健康が得られるという。また「臍下丹田」ではなく、「臍下の一点」を重視するなど、独創的な見解が多く示されている。
「氣」の威力(講談社+α文庫)/藤平光一 著/講談社 1993 ¥680
★★「氣」とは何かについて、籐平氏の経験にもとづく事例を交え、分かりやすく説き明かしている。巻末に往年の名選手、広岡・長島・王の座談が掲載されており、「氣」により野球に開眼した経緯が述べられている。
氣と生活/藤平光一 著/KI MANAGEMENT 2007 ¥2,000
★★★日常でいかに心身統一し、プラスの「氣」を出しながら生活すればいいか、理論と実践にわたり、詳しく説き明かしている。とりわけ「第一部 氣の原理」では、多くの写真で具体的に体位が示されていて、分かりやすい。
氣と健康/藤平光一 著/KI−AIKIDO PRODUCTS 1988 ¥2,000
★★「氣」により、病や故障を修復する「氣圧療法」の教科書。呼吸法にも言及している。
氣の実在/藤平光一 著/KI−AIKIDO PRODUCTS 1989 ¥2,000
★★藤平光一氏が提唱する「氣」の理論入門書。多くの写真で心身統一法・氣の呼吸法・氣の体操法などについて、詳しく解説している。
ガンに克つ 究極の調和道呼吸法  西洋医学の壁を破る自然治癒力の開発(ノン・ブック)/帯津良一 著/祥伝社 1994 ¥850
★東西医学の合流を目指す立場から、気功などの呼吸法が自然治癒力を高め、病気が治る原理を紹介している。また調和道呼吸法について、写真入りでその極意を詳しく解説している。
からだが整う呼吸法(だいわ文庫)/帯津良一 著/大和書房 2012 ¥650 
★★★意識して深く息を吐き「いのち」のエネルギーを高める「攻めの養生」を勧める。また、具体的な呼吸法として、かんたんな気功を、イラスト入りで多数紹介している。しっかり気づいて呼吸すれば、どんな動きでも気功になる。
白隠禅師の気功健康法—新呼吸法「時空」実践のすすめ/帯津良一 著/佼成出版社 2008 ¥1,900 
★★気功の観点から白隠禅師の『夜船閑話』について、詳しく解説している。さらに著者が考案した新呼吸法「時空」の実践方法を、DVDの映像も交えて具体的に紹介している。
気功的人間になりませんか ガン専門医が見た理想的なライフスタイル/帯津良一 著/風雲舎 1999 ¥1,600 
★★自然治癒力を高めて、病気を癒し、「虚空」と交流して、死をも克服する「気功的人間」になることを勧める。巻末で著者自身の連続写真により、気功法「時空」が解説されている。
〈気〉と呼吸法 (新装版)/鎌田茂雄 帯津良一 著/春秋社 2009 ¥1,700 
★★東洋の古典と現代医学の知見をふまえ、「気」と呼吸法の極意について、詳しく説き明かしている。
気の伝統 調息法を中心として/鎌田茂雄 著/人文書院 1996 ¥2,060
★★仏典・天台小止観・道教・白隠禅師などを通じ、東洋における呼吸法の伝統について、簡明に説いている。
心・息・動の訓え 楊名時健康太極拳の真髄/楊名時 著/海竜社 2005 ¥1,905
★★太極拳の達人・楊名時師の絶筆で、遺訓ともいうべき講話集。本人が健康太極拳24式を演じた、貴重なDVD(収録時間10分程度)が付いている。
病気が怖くなくなる超呼吸法 宮廷21式呼吸法に学ぶ、誰でもできる気功的生活のすすめ。/王汀 著/青志社 2009 ¥1,400
★★★美しい王汀さんの連続写真で、宮廷21式呼吸法のやり方をわかりやすく解説している。また本場・薬膳料理の食材も紹介しており、興味深い。ただちょっと書名と内容が、うまく合っていないように感じる。
気功の学校 自然な体がよみがえる(ちくま新書)/天野泰司 著/筑摩書房 2010 ¥760 
★★★専門用語を使わず、わかりやすい日本語で、気功のエッセンスを説き明かしている。第一に「ゆるむ」、第二に「感じる」、第三に「自然に動く」ことを基本とする。それにより体調が良くなり、心が楽になり、生活が楽しくなるという。
気功入門 からだの自然が目を覚ます/天野泰司 著/春秋社 2004 ¥1,500 
★★ごくやさしい日本語で、気功の基本を解説している。「ゆるむ」「感じる」「自然に動く」の三つができていれば、何でも気功になるらしい。
うごいてやすむ 幸福になる気功/天野泰司 著/春秋社 2006 ¥1,500 
★気功をして、よく動き、深く休んで、楽しく生きる。こうした「動・静・楽」が健康の原理であり、それを守ることで長寿が得られ、誰でも幸せになれるという。
肚・もう一つの脳 究極の身心健康法(新装版)/池見酉次郎 著/潮文社 2007 ¥1,300
★★★心身医学の権威だった池見酉次郎氏が、「肚」をふまえたセルフ・コントロールによる、真の身心健康法を説いている。また禅や念仏などの瞑想効果についても、医学的見地から言及している。
東洋医学ノート あなたに合ったツボ治療を求めて /土居望 著/法研 2011  ¥1,300
★★東洋医学において最も重要な概念である「ツボ」(経穴)「経絡」「気」について、迷信を排し、科学的な見地から解説している。また家庭で行えるツボ治療も、詳しく紹介している。
邪気論 見えない身体への一歩/奥平明観 著/医道の日本社 1999 ¥2,138
★★鍼灸の世界でいう「気」について、「邪気」に焦点を当て、詳しく解明している。「邪気」は、「A外邪 B形ある実体 C形無き実体」に分類できる。このうちCが要注意であり、心身に葛藤や停滞があるとき発生して、病気の原因になるという。
「気づき」の呼吸法/ゲイ・ヘンドリックス 著 上野圭一 監修 鈴木純子 訳/春秋社 1996 ¥2,000 
★★★「コンシャス・ブリージング」(意識的呼吸法)の理論と実践方法について、分かりやすく説き明かしている。基本・上級・目的別など、体系的なレッスン方法も掲載されている。
呼吸の極意 心身を整える絶妙なしくみ(ブルーバックス)/永田晟 著/講談社 2012 ¥800 
★★20秒間息を吐き続ければ、ストレスが激減するという、呼吸の極意について科学的に詳説している。
呼吸入門(角川文庫)/齋藤孝 著/角川書店 角川グループパブリッシング(発売) 2008 ¥438 
★★日本に古来伝わる「息の文化」を復活させ、息を通じて世界とつながることが、生きる喜びになると説く。また、呼吸法の神秘性をはぎ取り、「3秒吸って2秒溜めて15秒吐く」だけで良いという。
姿勢のふしぎ しなやかな体と心が健康をつくる(ブルーバックス)/成瀬悟策 著/講談社 1998 ¥820
★★「動作療法」の発祥から普及まで、歴史を追ってふり返りつつ、基本的な理論も詳しく解説している。とりわけ「Ⅴ 心理治療としての動作法」では、動作が心を癒すメカニズムまで言及されている。
ナンバ走り 古武術の動きを実践する(光文社新書)/矢野龍彦 金田伸夫 織田淳太郎 著/光文社 2003 ¥700
★★古武術の動きを応用した、からだにやさしい「ナンバ走り」の実例を、豊富な写真で紹介している。最初の成功例である、桐朋高校バスケットボール部の例が、主に取り上げられている。
すごい!ナンバ歩き 歩くほどに健康になる/矢野竜彦 著/河出書房新社 2016 ¥1,300 
★★現代ウォーキングの弊害に警鐘を鳴らし、日本古来の「ナンバ歩き」が、自然で合理的な歩行法であったことを、分かりやすく解説している。
本当のナンバ 常歩(なみあし)/木寺英史 著/スキージャーナル 2004 ¥1,300
★★日本古来の歩き方である「ナンバ」を、批判的に発展させた「常歩(なみあし)」について、理論と実践方法を詳しく解説している。「ナンバ」の語源や由来についても詳説している。




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心理療法序説/河合隼雄 著/岩波書店 1992 ¥1,900 
★★★故・河合隼雄氏が、長年の臨床経験を踏まえて、心理療法とは何かを概説した名著。
コンプレックス(岩波新書)/河合隼雄 著/岩波書店 1971 ¥740 
★★★誤解されやすい「コンプレックス」という概念の本質を、分かりやすく解説した名著。
魂にメスはいらない ―ユング心理学講義(講談社+α文庫)/河合隼雄 谷川俊太郎 著 講談社 1993 ¥757円 
★★河合隼雄が詩人・谷川俊太郎と、ユング心理学の本質について対話した、貴重な記録。
カウンセリングを語る 上・下(講談社+α文庫)/河合隼雄 著/講談社 1999 ¥840 
★★★四天王寺(大阪市)主催・カウンセリング研修講座で行った、20年にもおよぶ講演録の抜粋。カウンセリングの初歩から、かなり高度な内容まで、分かりやすく語られている。
カウンセリングを考える 上・下/河合隼雄 著/創元社 1995 ¥1,300 
★★★『カウンセリングを語る』の続編。禅体験・男性と女性・生きるということ等、応用的な内容まで言及されている。
河合隼雄のカウンセリング入門 実技指導をとおして/河合隼雄 著/創元社 1998 ¥1,400 
★★四天王寺主催「カウンセリング講座」シリーズ。カウンセリングの実技を指導した講義録で、入門書のレベルを超えている。
河合隼雄のカウンセリング講座/河合隼雄 著/創元社 2000 ¥1,400 
★★「四天王寺カウンセリング講座」シリーズ。カウンセリングにかかわる心の問題について、入門書的な内容を講義している
河合隼雄のカウンセリング教室/河合隼雄 著/創元社 2009 ¥1,500 
★★「四天王寺カウンセリング講座」シリーズ。時間・人間理解・倫理・家族・友情について、カウンセリングの基礎的な内容を講義している
河合隼雄のカウンセリング講話/河合隼雄 著/創元社 2013 ¥1,500
★★「四天王寺カウンセリング講座」シリーズ最後の一冊。カウンセリングと、女性・芸術・禅仏教などとのかかわりについて、具体的に解説している。また最終章の「病をいかに受けとめるか」で、「創造の病」という見方を提示している。
これからの日本(潮ライブラリー)/河合隼雄 著/潮出版社 1999 ¥1,200
★心理療法家・河合隼雄氏の日本文化に関する講演集。「日本の土を踏んだ神」と題する、遠藤周作論が秀逸。
こころと人生/河合隼雄 著/創元社 1999 ¥1,400 
★★子ども・青年・中年・老年という人間のライフサイクル上で、こころが遭遇する危機とその対処法について、カウンセリングの視点から平易に語っている。
働きざかりの心理学(新潮文庫)/河合隼雄 著/新潮社 1995 ¥400 
★働きざかりの中年期におけるこころの問題について、詳しく説明されている。とりわけ現代、思春期に対し「思秋期」という概念も重要であるとする。
中年クライシス(朝日文芸文庫)/河合隼雄 著/朝日新聞社 1996 ¥420 
★中年期におけるこころの問題について、文学作品を題材にとり、詳しく分析している。
心の深みへ 「うつ社会」脱出のために/河合隼雄 柳田邦男 著/講談社 2002 ¥1,500 
★★現代社会が人間をほんとうに幸福にしたかどうか厳しく問い直し、あわせて現代における死の問題を直視している。
宗教と科学の接点/河合隼雄 著/岩波書店 1986 ¥1,300
★★★宗教と科学の関係について考えるとき、避けて通れない「たましい」「共時性」「死」「意識」「自然」などの事柄を採り上げ、ユング心理学の視点から独自の見解を提示している。
生きるとは、自分の物語をつくること(新潮文庫)/河合隼雄 小川洋子 著/新潮社 2011 ¥324
★★小川洋子さんの『博士の愛した数式』をめぐり、小説家と臨床心理学者が、人と物語の関係について考察する。巻末に掲載された、小川さんによる河合隼雄追悼文がすばらしい。
中年期のこころ その心理的危機を考える/氏原寛 東山紘久 川上範夫 共編/培風館 1992 ¥1,800 
★★中年期が人生の中でどのような位置にあり、ここで遭遇する危機にどう対処したらよいか、多角的な視点から論述されている。
プロカウンセラーの聞く技術/東山紘久 著/創元社 2000 ¥1,400 
★★カウンセリングの場のみならず日常生活でも、上手に人の話を聞く技術と心がまえについて、平易に解説されている。端的に言って「心理療法の心はもてなしの心」であるとする。
悩みのコントロール術(岩波アクティブ新書)/東山紘久 著/岩波書店 2002 ¥700 
★★★カウンセリングの立場から、悩み苦しみとどう向き合い、解決をはかって行けばよいか、分かりやすく説いている。「悩みは取るのではなく、深めることによってコントロールできる」という。
心を知る技術/高橋和巳 著/筑摩書房 1997 ¥1,500 
★★悩める心がどうすれば癒されるか、豊富な事例を交えながら、受容・気づき・自立という、カウンセリングの技術を駆使し追求している。
転移/逆転移 臨床の現場から 新版/氏原寛 成田善弘 編/人文書院 2008 ¥3,800 
★★★心理療法の臨床でしばしば大問題を起こす、転移・逆転移について、最新の知見を述べている。
ころんで学ぶ心理療法 初心者のための逆転移入門/遠藤裕乃 著/日本評論社 2003 ¥1,700 
★★著者の失敗例から、セラピストが陥りやすい逆転移の、克服法を明らかにしている。
対話で心をケアするスペシャリスト《精神対話士》の 人の話を「聴く」技術/メンタルケア協会 編/宝島社 2006 ¥1,429 
★★精神対話士の傾聴術を分かりやすく解説しており、人と接する際の手本として活用できる。
1000人の患者を看取った医師が実践している 傾聴力/大津秀一 著/大和書房 2013 ¥1,500
★★緩和ケアの専門家である大津秀一医師が、苦悩する人を支えるために実践している「傾聴」のノウハウについて、豊富な具体例に基づき分かりやすく紹介している。
リラクセーション 緊張を自分で弛める法(ブルーバックス)/成瀬悟策 著/講談社 2001 ¥860
★★★身体の緊張を弛める「リラクセーション」の基礎的理論と実践方法について、簡明に紹介している。ここで採り上げられている「恒常緊張」のうち、とりわけ「居すわり緊張」を知ったおかげで、自分の五十肩が治った。
生きがいについて 神谷美恵子コレクション/みすず書房 2004 ¥1,600 
★★★「生きがい」について、精神医学・哲学・文学等の様々な視点より、体系的に論じた古典的名著。巻末に執筆当時の日記が掲載されており、著者がいかに精魂を傾け、「生きがい」としてこの本を書いたかがよくわかる。
こころの旅 神谷美恵子コレクション/みすず書房 2005 ¥1,000 
★★★人が生を享けてから死に至るまで、心があゆむ軌跡を、発達心理学の知見をふまえ、格調高く記述している。巻末の著者自身による、「育児日記」も興味深い。
マインド・コントロール/岡田尊司 著/文藝春秋 2012 ¥1,200
★★マインド・コントロールの歴史をふまえ、多くの事例を紹介しつつ、その原理と技術を詳細に解説している。現代社会では、自分も含め誰もがマインド・コントロールを受ける危険があり、それを自覚し自立を侵されないよう、注意する必要があるという。
自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン/名越康文 著/医学書院    2012 ¥1,400
★★対人関係のカギは仏教で説くような、怒りを制することにあると提言している。また人は、最も大切な相手に対して、最も激しい怒りをぶつけるという、コミュニケーション上の根本的誤謬があると指摘している。