菜 園 日 誌
2009 - 2013
「マキタ 充電式草刈機」 20131121
今季、わが家の農機具に、大きな変革があった。
以前からときどき調子悪くなり、だましだまし使っていた草刈機を、思い切って「電化」した。その詳細は、以下のとおり。【8月24日】
【8月25日】
昼過ぎ、畑へ草刈りに行った。しかしどうやっても、草刈機のエンジンが掛からない。ホームセンターで新しいプラグを買い、交換してもだめだった。この機械は2004年8月頃に購入し、今年で10年目になる。来年には消費税も上がるし、そろそろ買い替えの時期かもしれない。
一晩よく考え、清水の舞台から飛び降りる気持で、「充電式草刈機」を購入することに決めた。この先エンジン式を、自分でメンテナンスする自信がなく、電動式ならその点ほとんど心配ない。草刈機は本体のみとして、充電器は純正品を選び、バッテリーはリスク覚悟で、互換品(約半額)を2個発注する。合計43,811円 「マキタ 充電式草刈機 MUR143UDZ 分割棹 14.4V 本体のみ」
GoodLuck Japan(楽天)28,740円「マキタ 充電器 DC18SD」Amazon 5,111円 「マキタ バッテリー BL1430 SANYO製セル 14.4V 互換品」
ナノビッグ楽天市場店 4,980円×2個=9,960円【9月7日】
「マキタ 充電式草刈機 MUR143UDZ 分割棹 14.4V」初稼働。
このところ雨模様で週末2回ふられ、ようやく今朝9時半、念願(?)の草刈を敢行した。
充電式草刈機はまさに案ずるより産むが易しで、じつに快適な使い心地だった。とにかく静かであり、作業中でも他の人と、ふつうに会話できる。さらに振動が少なく、非常に操作しやすい。
エンジン式では、1時間ほど続けて使うと、腕にかるいしびれが残り、しばらく細かな手仕事ができなかった。電動式では、そうした有害な振動がまったくなく、体があまり疲れない。体感ではおよそ三分の一ほど、作業が楽になった。エンジン式には、もう戻れない。
少々お値段は張ったけれど、思い切って買替えて良かった。これから苦痛だった草刈も、かなり楽になりそうだ。しかし今年の9月は、ほんとうに天候不順で、お昼頃に無事帰宅すると、また雨が降ってきた。
【買って良かった「マキタ充電式草刈機」】 【10月5日】
今季最終草刈敢行。マキタの充電式草刈機は快調だった。ただ笹があちこちに茂っていて苦労した。今年は、マシンが故障したりして、草刈をじゅうぶんに行うことができず、サツマイモが雑草に呑まれ、全滅だった。…(涙)
来年こそ、マキタのマシンを駆使して草刈に勤しみ、リベンジをはかりたい。【追伸】
後日、高級バッテリーの使い回し用に、充電式掃除機も追加注文した。「マキタ 充電式クリーナ 14.4V CL142FDZW 本体のみ」コードレスなので、本であふれた書斎の掃除に最適だった。前面にある、おまけのようなLEDランプが、隠れたゴミを照らし、意外に便利だった。しかし理由はどうあれ、ちょっとむだ遣いだと誹られても、仕方ないかも…。
道具屋 利作(楽天)6,520円
「今年の前半戦」 20130721
後日、高岡のホームセンターで、ズッキーニの苗を買って植えた。氷見のホームセンターには、なぜかどこも売っていない。期待通り葉が生い茂り、毎週のように収穫できる。貧弱なわが菜園で、どうしてこれほど実るのか、なんとも不思議だ。どこの家でもそうなのだろうか?
今年も性懲りなく、春先から菜園で野良仕事をしていた。
ほぼ前半戦が終わったので、その乏しい戦果を、かんたんに記録しておきたい。3月17日(日) 耕作始め
5月6日(月) 初草刈り
写真のとおり、ジャガイモ新種「アローワ」を植付ける。
これまでの経験からすると、変わった品種を買っても、うまく実ったためしがない。まあ、あまり期待せず、様子を見ることにしよう。
畑で今年の初草刈り。
途中、JAグリーンセンターで、夏に向け苗を買った。朝早くから苗目当てのお客が多く、ひどく混んでいた。
9時から、1時間ほど草刈機を動かす。呼吸と体の動きを意識しながら草を刈ると、あまり疲れず腰も痛まなかった。トマト、胡瓜、千石豆、薩摩芋を植える。
【新種「アローワ」】 6月23日(日) 第2回草刈り
6月30日(日) 枇杷
梅雨の合間の晴天に恵まれ、予定通り草刈りをした。
今年は空梅雨気味ながら、いったん降ると大雨になる。雨が降ると雑草が生い茂り、もう限界だった。この頃、マダニによるウィルス感染で、死亡する事故がしばしば起こり、近所でも厳重に雑草を刈り込んでいる。
9時頃から丸々1時間、草刈機をフル稼働させた。例年ならくたくたになり、お昼寝するしかない具合いになる。しかし最近、気功に凝っており、「三呼一吸」の歩行法を応用し、三回刈って一回流すように草刈機を動かすと、ぜんぜん疲れなかった。午後にまた野良仕事を仰せつかっても、余裕でお受けできる。ただし奥様の手前、重労働をアピールするため、しんどい顔を装っていたけど…。
これで夏場の除草も、たぶん大丈夫だろう。しょうもない話で恐縮ながら、なにか草刈で、ちょっと開眼したらしい。(笑)
月末の休日、奥様が自慢げに、枇杷を持ってきた。書斎の前に、いつ頃からか生えていた枇杷の木が、今年初めて実ったという。
おそるおそる食べてみたら、なんとふつうに旨かった。やや小振りで、まだちょっと早熟ぎみだったけれど、皮がするっと剥け、しっかり甘味があった。
地球温暖化でここ数年、猛暑が続いているせいか、南国の果実がわが家でも収穫できた。それも、たぶんスーパーで買ってきた枇杷の種を、気まぐれに植えたものだった。まさしく瓢箪から駒的な幸運で、感激もひとしおだった…。
実をつけたのは、10個ほどだったけれど、この調子で来年も、よろしくお願いします!
【枇杷の実(自家製)】 【木の様子】
「今年の総括」 20121208
今年は夏が長引き、秋が短く、すぐ冬に入ってしまった。
平野部でも小雪がちらついている。師走に入り、もう菜園へ行けなくなったので、一年をふり返ってみたい。「畑作はじめ」 ➡前回参照
「植付け」 20120503
今年のゴールデンウィークは、外泊をせず、近場で過ごすことにした。3時半頃、空模様をうかがい、トマト・茄子・胡瓜・ピーマン・カボチャを植えた。あとサツマイモの苗を探して追加する予定。「草刈り1」 20120527
「草刈り2」 20120728
今年初めて、草刈り機を出動させた。去年ガソリン・パイプが損傷し、うまく動くかどうか、ちょっと心配だった。案ずるより産むが易しで、なんの問題もなく、いつも通り作業できた。もうしばらくは修理でず、このままで使えそうだ。
愛用の草刈り機は、調べてみたらなんと、8年前に買ったものだった(里山日記「草刈り」20040801 参照)。その頃はなにぶん、エンジンが搭載されている農機具など、使うのは初めてだったので、まったく勝手が分からなかった。おそるおそるガソリンを入れ、エンジンを掛けてもなかなか動かず、焦ったものだった。
ない知恵を絞っていろいろ調整し、なんとか使えるようになった。それからは今に至るまで故障知らずで、たいへんお世話になっている。まだまだ現役ばりばりで、末永く大事に使いたい。
猛暑日の朝7時半、草刈りを敢行した。奥様のお兄様が、農機具のメンテナンスをしており、愛用の草刈り機を修理してくれた。快調に小一時間作業した。
ただやはりかなりの猛暑で、9時には30度を越え、そうとう草臥れた。お昼はファミレスで、生ビール飲もおっと!「芋掘り」 20121020
その後も11月末頃、奥様が一人で来年に向け、石灰を撒いてきたりしていた。
11時頃サツマイモを掘りに行った。今年は草刈をサボったせいか、やはり不作で、10個ほどしか収穫できなかった。
その後、息子のたっての願いで、節をまげ、十二町潟へ鮒釣りに行った。初心者の子供と、まったくやる気のない大人ふたりでは、やはり1匹も釣れなかった。
ここ数年、ちょっとマンネリ気味で、ほとんど上達しておらず、収穫も惨憺たるものだった。でもまあ、ただ空地の雑草を刈っているだけより、気持ちだけでも何か植えている方が、はるかに増しだろう。
来年もこんな感じで、収穫など期待せず、適当に何か植えて、ぼちぼち土いじりするつもりでいる。
「畑作はじめ」 20120331
3月はじめ頃の土曜日、休日の活動計画どおり、菜園へ行った。
奥様は時々様子を見てきて、荒れ放題な惨状について話していた。けれども今年は春先の天候が悪く、なかなか都合がつかなかった。この日はなんとか天気が持ちそうだったので、午前中、家族みんなで野良仕事へ向かった。
実に久しぶりだった。元愛犬の柴太朗(事情がありもう愛想が尽きてしまった)まで連れて行くのは、何年ぶりだろう。彼も久しぶりの畑に感動し、そこらじゅうで片足を上げ、マーキングに余念がなかった。今回の目的は、そろそろジャガイモを植え付けることと、畑全体の土を起こしておくことだった。
この日は、いつも元気が余っている息子(小2)の、労働力を期待していた。
意気込んで、どんな種類を植えるのか聞いたら、奥様はなんと、
「台所の隅で芽を出した男爵芋!」
だという。それでも昨年、かなり収穫できたので、今年も種芋なんか買わない、と宣っていた。
はてさてどうなることやら…。
しかし奴はかんじんの時に、竹を切ったり、葛の蔓を引いたりして遊んでばかりで、あまり戦力にならなかった。
柴太朗も散歩中の犬に吠えたり、長いリードが付いたまま、畑の中をふらふらしたりして、正直じゃまだった。しかしまあ久しぶりだし、みんなそれぞれ楽しんでいるなら、仕方ない…。けれどもこの日は風が強く、ベンチコートを着込んでいても、まだ寒かった。
1時間ほど鍬をふるって重労働したのに、汗ひとつかかない。これでは風邪を引いてしまうと、早々に引き上げることにした。
ところであろうことか翌日、雪が降った。畑にもいくらか積もったようで、もしかすると食用の弱い芋では、今年ほとんど実らないかもしれない。嗚呼!
「夏の総括」 20110919
早いもので今年の夏も、終わりそうな気配が濃くなってきた。
先週は真夏日が続き、昼間は猛烈に暑かった。けれどもいったん日が暮れたら、急に涼しくなり、明け方ごろ毛布一枚で寝ていると、やや寒さを覚える。
今週はうって変わり、どうやら雨模様が続くらしい。お彼岸にも入るので、これで本格的な暑さとは、さよならできるだろう。ところでこの夏も、根性のないわが家では、草刈りや作物の世話が滞りがちだった。それでも少しは収穫があって、それなりに楽しく菜園で遊べた。真夏の草刈りを除いて…。
そんな中から、主だった出来事を、いくつか書きとめておこう。いったい今までの苦労は、なんだったのか…。嗚呼!
【偶然の豊作・ジャガイモ】 ◇7月2日(土)
ジャガイモがそろそろ収穫時期になったので、掘りに行った。昨年凝った品種を植えたのに、ぜんぜん獲れず、あまり期待していなかった。
しかしこの春は、しっかり肥料(鶏糞)を撒いたせいか、どの株も鈴なりになっていた。馬鈴薯たるゆえんであろう。
ところで今春、愚夫は腰が痛くて、種まき等をほとんど奥様に任せていた。大収穫だったので、どこで種芋を買ったか聞くと、なんと、台所で芽が出ていた男爵芋を、植えただけだという。
◇7月10日(日)
夕方、意を決して草刈りを敢行した。ズッキーニの調子が良くなってきた。しかし世話が至らず、サツマイモはもう雑草に負けており、あまり期待できそうにない。
ズッキーニはわが家の菜園と相性が良く、期待のとおり数十本も実ってくれた。今回は苗を買ったのだが、じゅうぶんに元は取れただろう。
◇9月18日(日)
今年の8月は、法事があったり雨の日が多かったりして、なかなか農作業ができなかった。それでも時々、奥様が菜園へ行き、ズッキーニなどを取ってきてくれた。
9月は残暑が厳しく、もう畑一面に雑草が茂っている。猛暑のおり、熱中症を気にしながら、夏の最後の草刈りを敢行した。
サツマイモは、十数本獲れた。あまり世話できなかったので、まあこんなもんだろう。【当然(?)の豊作・ズッキーニ】(左側)
「初仕事」 20110609
ひどく遅くなってしまったが、5月3日に今年初めて菜園で、野良仕事をした。奥様はときどき、やんちゃ盛りの子ども(小学男子)を連れて畑へ行き、ジャガイモを植えたり、アスパラガスを収穫したりしていたようだ。
彼はいつも力があり余っているので、うまくおだてれば土起こしなど、かなり戦力になる。
しかし自分はといえば、この春ちょっとぎっくり腰気味になり、鍬を振るえる状態でなく、本日最初のお仕事となった。
カボチャ・キュウリ・トマト、それにズッキーニなど、たくさん苗を買って植えた。久しぶりで思う存分に土をいじり、心の底から満足した。月末には、草刈り機も初出動させ、除草に精を出した。
でもこれで、だいたい植え付けが済み、除草もできたので、まあ良しとしよう。
近くにあるJAグリーンセンターへ、草刈り機用のガソリンを買いに行ったら、東日本大震災の影響か、品切れだった。仕方なく遠回りし、ホームセンターに向かうと、やはり品薄状態で、500ml缶が数本残っているだけだった。
とりあえず500mlが1本あれば、4・5回分程もつので、当面はこれでしのげる。意外なところで震災の影響があり、ちょっと驚いた。
さらに草刈り機のガソリン・パイプが損傷していて、まったくエンジンが掛からなかった。色々知恵を絞ってパイプをつなぎ、なんとか初回の草刈りを終えた。【主力作物の畝】
「不作」 20101005
8月23日、猛暑の折、見捨てておけず、草刈りを敢行した。お盆やら台風やらで、かれこれひと月近く畑へ行けなかった。
息子を学童保育へ送って直ちに出かけ、8時半から9時半頃まで作業した。灼熱の畑で頭がもうろうとなり、これで限界だった。9月に入ると天気に恵まれず、雨ばかり降っていた。休日に畑へ行きたくても雨にたたられ、25日の日曜日、ようやく待望のイモ掘りに出かけた。
8月・9月は結局、一月に一度しか畑へ行けなかった。理由はともあれ、丸々一月も放置していたのだから、このような不作になったのも自業自得に違いない。
朝肌寒いくらいだったが、2時頃畑へ行くとかなり暑く、一面に茂った雑草を取り除きつつ、サツマイモを探した。しかしながら掘れども掘れども、細いイモばかりで数も少なく、写真を撮る気さえ起らなかった。今年の夏は猛烈に暑く、熱中症を恐れ、除草する回数が少なかったせいだろうか。
ただこれほど一年を通して、ろくに収穫できなかったのは、近年稀だった。天候不順でやむをえない面もあったとはいえ、いささか自信がなくなった。
これから冬に向け、野菜を植える時季が来ている。しかし今年はもうなんだかやる気が出ず、成果は期待できそうもない。
「草刈り ほか」 20100724
梅雨が例年より早く明け、先週頃から真夏の日差しが照りつけるようになった。この様子では、かなり暑い夏になりそうな予感がする。夏の菜園は雑草との格闘を余儀なくされ、これから毎週、草丈の伸び具合を見、果敢に草刈り機を稼働させなければならない。
今シーズンは、5月22日に草刈り機を初使用し、梅雨の合間の7月10日にも、再度除草を敢行している。まあまあ好調な滑り出しと言ってよい。
ところで、異常に寒かった春も終わりの五月下旬頃、サツマイモとカボチャの苗を植えた。
とりわけサツマイモには力が入り、菜園の三分の一ほどを使った。ジャガイモにも大きな畝を一つ当てたので、イモ類だけで優に半分の面積を占め、もう完全にイモ畑と化している。
わが家は皆さんイモが大好きなので、まったく問題ないけれど。しかし、今年は春の低温が影響してか、豆類は不調で、あれほど期待していたジャガイモも不作だった。春先にあまり肥料をやらなかったせいかもしれない。
←【最後の望みを託したサツマイモの畝】
残る主力級作物は、サツマイモだけなので、なんとかがんばってもらいたいものだ。
もとよりサツマイモは、ほかの作物が不作の時でも生育する救荒作物だから、今年のような悪いコンディションも、克服してくれるのではないかと、淡い期待をしている。
そのためにもこの夏は、例年以上草刈りに励み、幸せな収穫の秋を迎えたい。
「菜園の様子 2010年」 20100430
今年の4月は異常に寒く、東京などで雪が降った日もあったらしい。氷見の方は、雪こそ降らなかったけれど、月末になっても最高気温が10度に届かず、3月中頃の気温だった。
職場では4月1日からまったく暖房が入らず、かじかむ手でふるえながら仕事をしており、体調が悪い。それでもなんとか、マスク・手洗い・うがい・重ね着等々で予防に努め、寝込まずにいる。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
ところで書きそびれていたけれど、月初めの日曜日に、ジャガイモを植えた。例年、3月中に植えていたが、低温続きで4月に持ち越した。
24日の土曜、久しぶりに朝から晴れたので、畑へ行くと、アスパラガスが出はじめていた。
また、土手に植えた桃の花が、けなげにも満開で、実に春らしい風情だった。小さい木だが、ちゃんと肥料をやれば、杏ほどの実を付ける。
ただ、今年は異常気象に惑わされ、世話を怠ったので、残念ながら期待できない。【桃の花】
今年は、なぜか近くのホームセンターで、種芋が10種類ほど売っており、選択に迷った。そこでとりあえず、同じ系統で様子を見ることにし、「インカのめざめ」と「インカのひとみ」を選んだ。
【パッケージ】 説明書の要点は、次の通り。 「インカのめざめ」
ホクホクとした別名「アンデスの栗ジャガ」。黄肉ジャガイモ。
「インカのひとみ」
「インカのめざめ」より大きく、収穫量も多い品種。収穫後貯蔵すると、より甘みが増す。カロテノイドを多く含み栗のような橙黄色で、ホクホクとした食感のまさに「栗ジャガ」。一般的なジャガイモと比べると栄養価も高い。「インカのめざめ」は以前、生協で買った覚えがあり、甘みが強くたいへん美味しかった。
「インカのひとみ」は、説明書のとおり、さらに味が期待できそうだ。男爵やメークインに比べて、少々高い出費だったけれど、楽しみが増えた。
最後に、2010年の作付け計画を図示したい。
- (1)アスパラガス
- 株分けも済み、もうしっかり定着した。
- (2)サツマイモの予定
- 今年は紫イモを入手したい。
- (3)ソラマメ様
- 残念ながらカラスにやられて、今季の収穫は少なめか。
- (4)インカのひとみ
- 期待が最大。
- (5)インカのめざめ
- 期待が大。
【菜園全景】
「ご挨拶」 20091230
5月30日に「不知の森」をリニューアルしてから、はやくも半年経過し、年末のどん詰まりになって、ようやく「菜園日誌」を掲載できた。これで新しい「不知の森」のコンテンツが、すべて出揃った。
しかしネタをばらすと、この「菜園日誌」には目新しい点がなにもない。従来の「里山日記」から、家庭菜園に関する記事を分離独立して、「菜園日誌」としただけだ。また「里山日記」の時は、毎年新しいファイルを作ったが、初めからマンネリ化を予想して、数年分を一つにまとめることにする。
かくのごとく、実に後ろ向きな姿勢で始めるコーナーなので、優れた記事が書けるはずもなく、毎年わが家の菜園で、どのような低いレベルで、野菜を作り遊んでいたか、記録するだけのものに他ならない。それでもわたくしとしては、この次に畑のどこへ何を植えるか考える材料になり、個人的には有益だ。
ところで今年は多事多端で、そのつど書きとめておけなかったが、夏頃からは例年並みに菜園へ行っていた。
季節ごとの主な作業内容を列挙すると、次のようになる。《5月18日》 今年初めての草刈り
奥様の入院でなかなか畑に出られなかったが、雑草の繁茂に座視できず、草刈りに出かけた。奥様も病院から外泊許可が下り、身体慣らしの意味で軽く手伝ってもらった。
《6月8日》 サツマイモの苗を植える
今年は春先、とても気力が湧かず、なにも植えることができなかった。地面がほとんど手付かずだったので、全面にサツマイモを30本ほど植えた。
《7〜8月》 ほぼ隔週で草刈り
この時季は例年以上、こまめに草刈り機を稼働させていた。
このコーナーで書く内容は、上記のごとくほんとうに些細な事柄だけれども、ただ畑仕事自体は、あわただしい現代社会に生きる者にとり、非常に有益な営みだと考えている。
《9月6日》 大根と蕪を植えてみる
そろそろ畑も肥えてきて、試しに大根を植えてみた。
《10月4日》 サツマイモを掘る
サツマイモはなかなかの豊作であり、写真のように、段ボールの小箱が一杯になった。
《11月下旬》 大根と蕪を収穫する
今年は大根が豊作らしく、わが家でも小振りながら、よく実った。
《12月上旬》 ソラマメの種まき
奥様がけなげに来年へ向け、ソラマメ様を植えてくださった。【豊作のサツマイモ】
いみじくも、かのヘルマン・ヘッセに、『庭仕事の愉しみ』(V・ミヒェルス編 草思社1996)という本があり、その中に次のような一節が見える。「土と植物を相手にする仕事は、瞑想するのと同じように、魂を解放し、休養させてくれます」(203p)農業を仕事としている方々には申し訳ないが、遊びで畑仕事をしていると、確かに心が休まる。土に向かっている間は、平日の喧噪や軋轢を忘れて、汗とともにストレスが流れていくようだ。さらに体を使い苦労しただけ、確実に作物が実り成果が生まれる。採れたての新鮮な野菜を感謝して食べると、体の底からエネルギーが湧いてくる。
ほんとうに数ある趣味の中でも、「最後は土いじり」と言われるのは、まったく道理であると納得している。