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徒 然 雑 記 2012
ライン・ペン










  ペン  「auひかり」 20121218

 11月19日(月)午前10時半、待望の「auひかり」が開通した。
 9月13日(木)に申し込み、丸々2か月待った。その間、「au」や「NTT」と、何度も電話でやり取りしており、けっこうめんどうだった。
 しかし以前は、「フレッツ光」でダウンロードスピード(下り)が、30Mbpsも出なかった。それが本日、「BNR スピードテスト」の実測値で、
 推定転送速度: 88.82Mbps (11.09MB/sec)
をマークした。確かにほぼ3倍速かった。それでいて料金は月額、700円ほど安くなる。ただし3万円違約金が発生し、今月末に請求される。それを「au」へ申請し、郵便為替でキャッシュバックしてもらう必要がある。
 いろいろややこしく、正直なところどれほどお得だったかは、定かでない。

 それになんと「NTT西日本」が、よりによってこの12月1日から、新たな割引サービス「光もっと2割(光もっともっと割)」を開始する。
 おそらくは「フレッツ光」をそのまま使っていれば、もっと割安になっていた。ちょっと勇み足だったかもしれない。…(涙)

 でもめげない!
 実はこの日、待ちに待った「iPhone5」を購入した。
 「auひかり」が開通したので、わが家でも「auスマートバリュー」が申し込めるようになった。自宅で「auひかり」を利用すると、家族の「auスマートフォン」の料金が最大2年間1,480円割引になる。それでぜひ、携帯をスマートフォンにしたいな、と思っていた。でもいま予約でいっぱいらしいし、まあ、年内に入手できたらいいな、という感じで軽くお店へ行った。
 すると「au氷見店」に16Gのブラック・タイプが、1台だけ奇跡的に在庫していた。…もう即決だった。
 その後、詳しく話を聞くと、やはり「au 4G LTE」は富山県内で、富山市くらいしか対応していない。当然「iPhone5」でテザリングは可能だけど、氷見市では当面「3G」のみで、いつ「4G」が使えるようになるかは不明らしい。しかしながら、実際に「3G」のテザリングで「iPad」を使ったら、以前とまったく遜色ない速度でネットを閲覧できた。ただ「iPhone」は「iPad」に比べ、電池の減りがかなり早く、省エネに気をつけなくてはならない。

 そうして、12月3日(月)に「SoftBank氷見店」で、「iPad」の「3G」回線を解約する。狙い通り、契約解除料は発生しなかった。これから「iPad」は家でWi-Fi接続、外で「iPhone5」のテザリング、というスタイルで使用することになった。
 これで携帯電話・パソコン等、自分用の通信機器は、すべて「au」+「Apple」に切り替えた。今年、自家用車を「トヨタ」から「ホンダ」へ、電話を「NTT」から「au」へ替えた。そしてパソコンは、去年から「Mac」を愛用している。
 なにかそこに単なる好みでなく、自分の人格まで反映しているようでこわい。
「一番が嫌いな天邪鬼で、二番手に甘んじるタイプ」
というような。

(追伸)
 ついでに、FAX電話も交換した。
 量販店でよく売れている機種を選び、ネットで「価格コム」等を調べ、最安値の「Amazon」で買った。
  Panasonic デジタルコードレス普通紙ファックス おたっくす
  (子機1台付き シルバー KX-PD551DL-S)¥15,271 
 この製品は親機もコードレスで、通話機2台を持ち歩きでき、便利だった。







  ペン  「新車購入4」 20121105

 10月8日(月)、待望の新車が来た。朝から車庫を整理し、古い車のスノー・タイヤを廃棄したりして、「体育の日」らしく汗を流していた。
 お昼頃に家を出て、新車を受け取りに行く途中、近くのファミレスへ寄った。「地中海の味覚フェア」をやっており、折込チラシの割引券で、海鮮料理のなかなか豪華なランチを、割安でいただくことができた。
 それから1時頃に高岡のディーラーへ着き、はじめて発注した、
「フリードスパイク・ハイブリッド(FREED Spike Hybrid)」
とお目見えした。改めてオプション装備もすべて具えた実物を見ると、期待以上にかっこ良かった。いわゆる「エアロフォーム」で、まあちょっと若者向きかな、とも思ったけれど、決して悪いマスクではない。
 今回は購入のタイミングが、われながら絶妙で、例の「エコカー補助金」にも、奇跡的に間に合った。ディーラーのお姉さんが頑張ってくれ、補助金打ち切りの、9月21日(金)ギリギリに申請できた。3・4か月ほど後、忘れた頃に指定口座へ振り込まれるらしい。
 「Honda Cars 北陸」高岡支店の皆様、いろいろご尽力いただき、ほんとうにありがとうございました。これから、ながい付き合いになりそうです。
  エコカー補助金の申請受け付け終了…経産省

 経済産業省は21日、エコカー補助金の申請受け付けを同日分で終了したと発表した。
 制度は、申請額が予算を超えた日の申請分は支給されない。同日時点で予算額(2747億円)の99%を消化し、補助金残額が約25億円となった。週末2日分と合わせて申請される週明け24日には予算額を超えることが確実となったことから、21日の申請分で支給を打ち切ることにした。
 2009年4月に導入された前回のエコカー補助金では、10年9月の終了直前に駆け込み需要が殺到した。今回も、当初は駆け込みで7月中にも制度が終了するとみられていたが、エコカー商戦は盛り上がらず、想定より2か月近く終了時期が延びた。申請受け付け台数は約288万台だった。
※2012年9月21日23時07分 読売新聞

 2時半頃、さまざまな書類に判子を押し、大まかな操作の説明を聞いた後、いよいよ「フリードスパイク」に乗ってみた。
 ハイブリッド車なので加速に優れ、アクセルがかなり軽い。パワーステアリングも前の車よりよく効き、スムーズに操作できる。運転中でも室内が非常に静かで、後部座席に乗った人との会話が楽だった。CDプレーヤーの音がよく響き、大好きなクラシック音楽を、ドライブ中に堪能できそうだ。総じて運転が軽快で、長距離ドライブをしてみたい気にさせられる。

 ところでなんと帰り道、ガソリンを入れにスタンドへ寄ったら、ラッキー籤に当たって、ペットボトルのお茶を半ダースもらった。
 ほんとうに今日は、ついている…。
 しかし、るんるん気分で帰宅したところ、ちょっとした落とし穴が待っていた。
 車庫に、新車が入らない!
 元来わが家の車庫は手狭で、じゅうぶんサイズに気をつけて車種を選んだつもりだった。けれどもやはり、微妙な形状の違いがあり、実際うまく車庫入れできるかどうかは、やってみないと分からない。今回も、車止めと後輪の位置との関係で、どうしても車庫から、5cmほど頭が出てしまった。…(涙)
 夕暮れ時に汗を絞りつつ、あれこれ車止めを調整した。そうしてなんとか夜までに、車庫のシャッターを、ギリギリいっぱい降ろすことができた。好事魔多しで、まったく冷汗ものだった。

 これでかれこれ、ひと月ほど乗ったことになる。ようやく家族も厳しい車庫入れに、慣れてくれたようだ。
 街中ばかりで遠出をしていないのに、実測でリッター15kmほど走る。自動ドア(電動パワースライドドア)自動ライト(オートライトコントロール)にクルーズコントロールなど、いろいろ小技が効いている。また、メーターに「エコアシスト機能」があり、ゲーム感覚で楽しくエコドライブができる。
   【FREED Spike Hybrid の勇姿】

 ただし残念ながら後方視野が狭くて、ちょっとバックしにくい。それがただでさえ厳しい車庫入れをさらにきついものにしている。でもこの程度なら慣れの問題で、以前より少々注意を要するだけの話だ。もうしばらくすれば、まあこんなもんだろうと、気にならなくなるにちがいない。
 今のところは良い買物をしたと、一家中でよろこんでいる。







  ペン  「新車購入3」 20121006

 前回、大胆にも、
「この際、増税前に駆け込みで、いっちょ新車を買ってやろうか!」
などと、冗談半分に言っていたことが、本当になってしまった。

 9月16日(日)「Honda Cars 北陸」の高岡支店で、新車購入の商談をした。
 ちょっと家族で遊びがてら、近くのディーラーへ冷やかしに行って、購入予定の某車種を試乗するだけのつもりだった。それが、感じの良い営業のお姉さんから、熱心に勧められた上、9月の中間決算で予想以上の値引額を示され、よろめくように契約の判子をついてしまった…。
 またこのディーラーには、希望車種が好みの色で、たまたま2台在庫しており、即納できるという。

 なんとも性急な話で、狐にでも騙された感がある。
 しかし7月に奥様が新車を注文してから、やはり羨ましくて、かなり真剣に車種を検討していた。衝動買いでは、決してないと思う。
 8月末の時点で、おおむね2種のハイブリッド車に対象を絞っていた。ちょっと前にも候補のひとつである、トヨタの「アクア(AQUA)」を試乗してきた。
 わが家は車庫がやや狭く、残念ながら「3ナンバー」の「プリウス」は大きくて買えない。もし「アクア」が大柄な自分でも、快適に乗れるほど車内が広ければ、燃費も最高だし、決めるつもりでいた。しかし実際に乗ってみると、確かに洗練されたデザインで、なかなか良い車だったけれど、やはり狭かった。2人ほどで乗るなら問題ないにしろ、ファミリーカーとしてはちょっと小さすぎる。
 そこで少々高価(アクアに比べ2〜30万円ほど割増)になっても、本命だったホンダの、
「フリードスパイク・ハイブリッド(FREED Spike Hybrid)」
にほぼ気持ちが傾いていた。

 ところで実は恥ずかしながら、9月の初めに軽い接触事故を起し、車を修理するか買い換えるか、判断に迫られた。任意保険で、わが家の車も修理費が出るそうなので、これを新車購入に当てられる。
 それならもう2014年4月の増税前まで、わざわざ待つ必要もなく、さっさと買ってしまえば良い。

  消費増税 車の購入は増税前でエコカー減税期間中が「買い」

 世論調査で国民の9割が「困る」と答える消費税引き上げ法案が成立した。2014年4月には5%から8%へ、2015年10月には8%から10%に引き上げられる。増税に賢く対処するにはどうすべきか。
 高額商品の代表格・自動車はどうか。1996年の国内新車販売台数は前年比3.1%増だった。今回も駆け込み需要が見込まれている。家計の見直し相談センター代表で、ファイナンシャル・プランナーの藤川太氏が解説する。
 「車の購入を検討している人なら、増税前が“買い”だと思います。新車であれば住宅と違って、増税後に大幅に値崩れを起こすことはありません。
  しかも、今回はエコカー減税との兼ね合いがある。その適用期間は2015年春までで、まさに消費税が10%に上がるタイミングです。ならば、2015年以 前、できれば8%に引き上げられる前の2014年4月までに買った方が消費税の影響が小さく、かつエコカー減税のメリットを受けられて二重の得といえま す」
※週刊ポスト2012年8月31日号 配信元:2012/08/22 10:04更新
 そういう意味で、やや唐突な感があっても、いまの時期に「フリードスパイク・ハイブリッド」を買うと決めたことは、少しも後悔していない。
 しかしこんな高い買物を、これほどあっさりと決めていいものだろうか…。
 正直に明かせば、そこにはもう一つ理由があった。予想外にも、9月中旬の時点では、例のエコカー補助金がまだ終了していなかった。確率は少々低いけれど、間に合う可能性があり、ほとんど「ダメもと」で、勝負をかけてみたのだった。

  エコカー補助金“想定外の長寿” 新型車間に合い販売店は作業に忙殺

 早ければ7月にも予算切れで終了するとみられていたエコカー補助金が、9月に入っても残っている。想定外の長期化を喜ぶ消費者もいるが、セールの継続に販売店は躍起。駆け込み需要が業界予測を下回ったためだが、補助金終了後の反動減を小さく抑えられるとの観測もあり、補助金の長期化をめぐる評価は交錯している。
 「キャンセルが出ました。この車なら、エコカー補助金に間に合うかもしれませんよ」。都内の会社員宅に販売担当者から最近、こんな電話が入った。10月中旬の購入を予定し、補助金には「間に合わない」と思っていたが、販売店からのセールストークに飛びついて慌てて販売店に駆け込んだ。
 予算額2747億円の自家用車向けエコカー補助金は、2616億円の申請(今月13日時点)があり、残りは131億円。直近5日間でみると1日平均12億3千万円で、このペースなら、9月末まで持つ。
 当初は、夏ボーナス商戦と駆け込み需要との相乗効果で、8月上旬までには終了すると予測していたエコカー補助金だが、販売の伸びに息切れが目立ち、終了が「ずるずるとのびていった」(メーカー営業担当役員)。
…(中略)… 
 このため、今度は販売店では9月末決算セールと補助金を組み合わせた新たな販促を展開。「補助金に間に合わせるように書類の処理を急ぎ、休日も出社して作業する」(日産系販社)担当者も多い。また、メーカーに早い完成を要請するなど、交渉事も増えて大忙しだ。
…(後略)… 
※産経新聞 2012年 9月18日(火)7時55分配信
 ある種の自動販売機でドリンクを買うと、運が良ければもう一本当るみたいな、ちょっとわくわくした気持ちでいる。
「フリードスパイク・ハイブリッド(FREED Spike Hybrid)
 ジャストセレクション」

【総 額】 271万円(税込)
【支払額】 255万円(税込)
※値引き分 16万円程度
 車本体 12万円程度
 オプション 4万円程度
【実質額】 230万円(税込)
※還付金等 25万円程度
 自動車税・自動車重量税 1万5千円程度 
 自賠責保険 1万5千円程度
 エコカー補助金 10万円
 任意保険金 12万円 ※事故車修理費
【乗換日】
10月8日(月)体育の日






  ペン  「新車購入2」 20120903

 8月19日(日)の午後4時に、奥様の新車・ダイハツ「タント」が来た。
 車庫に入れてみると、予想より大きく、「Honda バモス」よりやや小さい程度だった。

 さっそく乗ってみたところ、室内は思いのほかゆったりと広く感じられ、居心地が良かった。
 「バモス」より走りが軽快で、坂道でも楽に登って行く。エアコンの効きが良く、今年の猛暑でも快適に運転できた。
 パワステ・パワーウィンドウは当然としても、CDプレーヤーと電動格納ミラーが標準装備され、またエコアイドル機能(アイドリングストップ)が新鮮だった。
 ただコラム式の自動車は運転したことがなく、またサイドブレーキも足で操作するタイプで、まだちょっと違和感がある。でもまあそれは、ただ慣れの問題にすぎない。
 総じて、広く静かで運転しやすく、燃費もかなり良い(24.0km/l程度)。よく売れているのが納得できる。

 ひとまわり昔のトヨタ「カローラスパシオ」(初代 後期型1999年4月〜2001年5月)を尻目に、わが家の主力車になりそうな勢いだ。
 時々奥様にお願いし、新車を使わせてもらうと、やっぱりとてもうらやましい。むらむらと自分も、車を買い替えたくなってきた。
 聞くところでは、先だってとうとう「消費税引き上げ法案」が成立し、2014年4月には5%から8%へ、2015年10月には8%から10%になってしまうらしい。またエコカー減税も、2015年の春には、適用期間が終わる。

   【おしゃれな色の ダイハツ「タント」】

 この際、増税前に駆け込みで、いっちょ新車を買ってやろうか!

 それで最近かなり本気になって、車種の選定や金策など、あれこれ検討を重ねている。







  ペン  「新車購入1」 20120810

 奥様の愛車「Honda バモス」が9年目の車検時期をむかえ、近所の修理工場へ出した。
 なんとマフラーが根元から錆つき、修理が高額になるとのことだった。…(涙)
 そこで急遽新車購入を、検討せざるをえないことになった。7月末日までに発注すれば、エコカー減税がまだ間に合うらしく、3日ほどしか猶予がなかった。奥様と一晩、修理するか、中古を探すか、新車を買うか、考えた。
 やはり、8月中に車検をして修理すると、20万円も出費になりもったいない。また、なにぶん時間がなく、あちこち中古車を探して回る余裕がない。

 奥様は、たっぷりへそくりを持っているようなので、
「思いきって新車にしたら」
と内心ドキドキしながら言うと、
「まあ150万円ほどなら、すぐ出せるから…」
と即決した。
 あいかわらず恐るべき、経済力だった。…

 やはり軽自動車が良いので、各社の車種を調べた。
 「バモス」より、一回り小さく、室内がそこそこ広く、4WDであることが条件だった。装備はCDプレーヤーが必要なくらいで、まあぼちぼちで良い。
 候補が2台あがった。ホンダには愛着があり、ディーラーも市内にあってつごうがいい。でも希望車種の「N BOX」は、いま発注しても納車が9月を過ぎ、車検が切れてしまう。
 そこで営業の人が熱心だったし、形もかわいいし、5万円ほど見積が安かったし、お盆過ぎには納車できるし。…
 ということで、今回はダイハツ「タント」にあっさり決定した。
 一番安いグレードの4WDで、ちょっとおしゃれな色にした。ひどく慌ただしかったけれど、話が決まればあとは新車が待ち遠しい。
 まあ、結果オーライだろうか。…(笑)
【奥様の新車】
 ダイハツ 「タント」
 Lグレード 4WD
 シャンパンゴールドメタリック
  ¥1,400,000(税込・諸経費込)
   ※補助金の7万円は、後日交付の予定。






  ペン  「結婚式」 20120609

 6月3日(日)の大安吉日、お友達の「あゆみん」さんがめでたく結婚された。
 光栄にも、わたくしまでご招待があり、10時からの挙式に馳せ参じた。

【快晴の迎賓館ヴィクトリア】  予報では曇りだったのに、朝から快晴の好日に恵まれた。
 場所は高岡市上北島241の、
迎賓館ヴィクトリア
という今風の結婚式場だった。
 通りから見る以上に、中はひろびろとしていて、チャペルもなかなか立派だった。パイプオルガンの響きが本格的で、讃美歌の合奏もさまになっていた。

 今回、カメラマン役を仰せつかった。
 もっともこれは自薦で、式場には専属のカメラマンがおり、余計なお世話だったにちがいない。じつはここに、やや身勝手な思惑があった。
 おそらく招待客にだれも知人がおらず、宴席で話す相手もいないものと思われた。無言の苦行を、少しでもやわらげるため、時間つぶしにカメラでも弄っていよう、という魂胆だった。

 しかし実際に式が始まると、次から次にシャッターチャンスが訪れ、のんびり話などしている暇はなく、かなり忙しかった。ざっと300枚は撮っただろうか。
 ただなにぶん、結婚式での本格的な撮影は初体験で、勝手がわからず、いささか苦労した。数打ちゃ当たる式に撮ってはみたものの、会心作が少なかった。くらい場所や、動きのあるシーンでは、手ぶれの連発で、絶好のチャンスをいくつも逃してしまった。
 まあ半分の150枚は、いちおう見るにたえるものだったので、新婚旅行から帰ってきたら、すぐお渡しするつもりでいる。ご依頼のとおり、披露宴に出されたフルコースの美味しい料理も、すべて残らず撮影してある。
 「あゆみん」さん、お楽しみに!

 ところでこの日、突然もうひとつ、大役が当たった。
 花嫁がお色直しで、宴会場から退席する際、エスコートするようご指名があった。事前にまったく聞いておらず、かなりうろたえてしまった。
 美しくドレスアップした、「あゆみん」さんの手を取り、衆目の中を歩くのは、顔から火が出るようだった。
 一生の良い想い出になった。ほんとうにありがとう。

 「あゆみん」さんとは、いま同じ職場におり、いつも仲よく仕事している。職務上、パートナーと言っても差し支えない。
 そんな彼女の幸せを、常日頃から祈っていたので、挙式の当日は感激もひとしおだった。
 ただ正直に言えば、花嫁の父親は僭越だとしても、まあ仲の良い兄貴くらいは複雑な心境だった。どうしても旦那になる奴に、ちょっと嫉妬してしまう。

【複雑な心境の結婚式】

 彼にはあまり優しく接しられなかったことを、チャペルの場をかりて懺悔いたします。
 あわせて、彼女の末永い幸せを、まごころ込めてお祈りいたします。
 アーメン。






  ペン  「手前味噌作り」 20120303

 3年ほど前に仕込み、忘れ果てていた味噌が、押入れを片付けていて、底からひょっと出てきた。
 腐ってもいないようなので、おそるおそる食べてみたら、熟成した赤味噌になっており、ひどく美味しかった。

 氷見の方は、完全に白味噌文化圏なので、スーパーマーケットなどへ行っても、ほとんど赤味噌がない。いろいろ味付けしてある「赤だし」が、ちょっと置いてあるくらいだろうか。京都で長く暮らしたことのある自分にとり、味噌料理が白ばかりでは、少々もの足りなかった。
 これでは「味噌おでん」も「味噌煮込みうどん」も「味噌カツ」も「どて焼き」も、それに「回鍋肉」(ホイコーロー)も満足にできない。それがなんと無添加の自家製で、本格的な赤味噌が出来ていたのだった。びっくり…。

 これに味をしめ1月末に再度、手前味噌を作ることにした。
 前回同様生協で、南日味噌醤油株式会社 の「味噌作り材料セット」(¥1,980)を購入した。ネット通販もしている。
 手順は次の通り。
  1. 大豆を水でよく洗う
  2. 大豆を水に浸す
  3. 大豆を煮る
  4. 大豆を冷ます
  5. 大豆をつぶす
  6. 塩切りこうじをつくる
  7. 仕込み味噌を作る
  8. 仕込み容器に仕込む
  9. ビニールをする
  10. 重石をのせる
  11. 外ふたをして保存する
 1.が8時間、3.が2時間ほどかかり、5.から11.は小一時間ほどで終わった。今回、大豆をつぶすのに、フードプロセッサーを使い、すり鉢で仕上げたら、かなり楽にできた。8.で仕込むとき、いわゆる「味噌玉」を作り、容器の底めがけて投げつける。これが雪合戦みたいでおもしろく、小学生の息子が喜んで手伝っていた。
 これで半年ほどすれば、4kgほどの赤味噌になる。
 なにかタイムカプセルのようで、ちょっと楽しい。






  ペン  「手帳の廃止」 20120124

 年が明け、はやくも1月が終わろうとしている。
 今年は、元旦が日曜日にあたり、まったく連休がつながらなかった。ようやく、旧年が終わったと思っていたら、もう仕事が始まっていた。年末にまた親類の葬式があり、ただでさえ少なかった休みが、丸一日つぶれたせいもあるだろう。まあお付き合いで、やむをえないけれども…。
 今年はいろいろ訳ありで、区切りとなる年になりそうだ。しかしそのわりには、例年以上に締らない正月を過ごし、年明け早々かるく反省している。

 ところで、意を決して新年から、手帳をやめることにした。学生時代から手帳を使い続けており、ざっと25冊は残っている。
 ここ10年ほどは、『歴史手帳』を愛用し、年号や年表も調べられて、たいへん便利だった。ファーバーカステル「パーフェクトペンシル」という、お気に入りの筆記用具でメモを取るのが、ちょっと快感だった。
 しかしながら手帳では、どうしても書き込めるスペースが限られ、添削も自由にできない。記入欄の形式にも縛られて、書きたいことが、きれいに入らなかったりする。住所録など、毎年書き直すのは、ひどくめんどうくさい。さらに以前の記録を再利用したいとき、またいちいち書き写さなければならない。
 紙に書いておけば、いつまでも残るという利点には、やはり後ろ髪を引かれる。デジタル媒体の脆弱さも気にはなる。けれどもやはり、日々の利便性を考えると、電子手帳のようなものを使いたくなる。

 一年ほど前から「iPad」を使い出し、この頃ようやく慣れてきた。バージョンアップし「iOS5」に変わってから、新しい機能が充実していて、びっくりした。「リマインダー」がなかなか便利で、ブラウザの「サファリ」もやっとタブ化し、さらに日本語変換機能が改良されていた。
 これを追い風にして、25年間も手書きしていた手帳を、デジタル化することに決めた。
 「メモ」「カレンダー」「リマインダー」「サファリ」を使えば、『歴史手帳』で確認していたような情報を、IT技術を駆使し、有機的に活用できそうだ。ちなみに「iPad」では、「カレンダー」と「リマインダー」に記した予定は、ベルを鳴らして通知してくれ、他のPCからでも見ることができる。
 さて、これが吉と出るか凶と出るか、今のところはまだわからない。






  ペン  「謹賀新年」 20120101


   あけまして
    おめでとうございます。
   今年もよろしく
    お願い申しあげます。

      2012年元旦



※『北斎漫画』より →