晴耕






迷 犬 柴 太 朗

(完)

2018  推定 17歳

2009  推定 8歳











  「永眠」 20190222

 平成30年12月26日(水)の夕方に、柴太朗が17歳で永眠した。
 犬の17歳が人の年齢で何歳になるかは、大きさによって異なる。ネットであれこれ調べたら、概算では次のようになるらしい。
生まれてからの年数:17年
小型犬:84歳 中型犬:98歳 大型犬:124歳
 柴太朗は2月3日が誕生日(推定)で、17歳と10か月ほどで亡くなり、人間の年齢では100歳を越えていたことになる。

 中型犬としてはかなりの長寿で、老衰のため最期のひと月くらい足腰が立たなかった。しかしとくに苦しむことなく安らかな顔で逝き、夜まで亡くなったことに、家族のだれも気づかないくらいだった。
 26日の夜、ネット通販で買った、お漏らし対策のシートが届いた。それを入れるため、飼主の奥様と犬小屋へ行くと、柴太朗が寝込んでいて、反応しない。どれだけつついても起きないので不審に思い、引きずり出すと、すでに息絶えていた。まだ体はあたたかく、あまり硬直もしていなかった。…

 事態を受け容れるのに、かなり時間がかかったけれど、事実は事実なので、この後どう始末するか、奥様と相談した。
 市内の斎場へ持ち込むか、隣町のペット葬儀社に来てもらうか、大手の葬儀社へ依頼するか、いろいろ考えてはみた。しかしすぐには結論がでず、冬場で腐敗も進まないから、一晩寝て頭を冷やすことにした。
 翌朝また相談し、やはり費用の関係でまず斎場へ連絡し、それで不満があれば、葬儀社へ頼むことにした。8時過ぎに電話すると、ペットの火葬は毎朝10時まで受け付けている、とのことだった。手慣れたかんじの応対で、翌日は友引で休みとなり、次の受付は29日朝になるという。

 年の瀬であわただしい時季でもあり、すぐ斎場へ行くことにした。前日に柴太朗をちょうどいい大きさの駕籠に入れ、シーツに巻いて安置していた。すぐに職場へ電話して有給休暇をとり、9時過ぎに家を出て、斎場へ向かった。
 事務室でかんたんな手続きを済ませ、料金5,000円を払い、柴太朗を火葬炉へ運ぶ。約1時間ほどで、きれいに焼き上がり、中型の骨壷(2,000円)に入れて帰宅した。
 ほんとうにあっさりと火葬が終わり、気が抜けてしまった。…

 それから家族と相談し、しばらく家にお骨を置き、適当な時期を選んで、墓へ入れることにした。
 ばたばたとあわただしく火葬したので、しばらく実感がわかなかった。しかし庭の犬小屋を見るたび、なにかこみ上げてくるものがあった。この頃ようやく気もちも落ちついて、もうこの家にはいなくなったんだ、と納得できるようになった。

 このたび大往生してこの世を旅立った、柴太朗の冥福を心からお祈りします。








  「夏の終り」 20180925

 今年は9月に入って、急に涼しくなった。
 8月の体温を超えるような暑さのあと、台風やら温帯低気圧やらで大雨が続き、残暑らしい日がほとんどなかった。数日前に比べ、最低気温が約10度下がった朝もあり、寝具の構成に頭を悩ませた。
 その結果、不覚にも数年ぶりに、夏風邪をひいてしまった。ほぼ1週間ほど寝たり起きたりして、この頃ようやく快復した。

 夏は獣(毛もの)には厳しい季節で、例年柴太朗もバテバテになる。
 彼もかなり高齢になり、体調管理が危ぶまれた。この夏は猛暑が予想され、梅雨の終わり頃、早々に日差し対策を施すことにした。

 写真のごとく、幅180cm×長さ270cmの日除けシート(2,280円)を購入した。
 どう設置するか数日頭を悩ませたところ、けっきょく単純にロープで縛ったらうまくいった。

 これが予想以上に有効で、小屋をすっぽり日陰にしてくれた。それに加え、夏休みが取れた日の真昼は、必ず日除けシートへ水を撒いた。
 おかげさまで柴太朗も、それほど夏バテすることなく、無事9月を迎えることができた。
 これで食欲の秋になり、彼の体調も良くなるにちがいない。


【日陰でくつろぐ柴太朗】








  「首輪など新調」 20180710

 4月はじめ頃ふと見ると、不本意ながら柴太朗を繋いでいる、ワイヤーロープが切れそうになっていた。
 本来なら放し飼いしたいところ、住宅地の狭い庭で飼っているので、彼には窮屈な思い(?)をさせている。
 例のごとくネット通販で、適当なものを探して買い換えた。ついでに、使い古した首輪とリードも一新した。
Reekey リード 犬の スチールワイヤロープ 二重頭 金属フック (青) (3メートル)

 今年は1月・2月の厳寒で、柴太朗が病気になり、なかなか快復しない。
 後ろ足に力が入らず、散歩の途中で座り込むこともある。折にふれ腰を撫でたりさすったりしているけれど、かんたんには治らない。
 もうかなりの高齢犬で、老衰だと言われてもしかたない。


【青い首輪もにあう柴太朗】

 しかし、それでも桜が早々に散り、少し暖かくなって、やや快方に向かってきた。
 毎朝散歩に出た時、リードの引っ張り方に、力が戻りつつある。
 これを機に、柴太朗の体調が少しでも良くなってほしいと、切に祈っている。









  「戌年」 20180130

 昨年末、戌歳の年賀状にご登場いただくため、柴太朗の写真を撮った。
 この冬は寒さが厳しく、11月の末頃に、例年より半月ほど早く初氷が張った。撮影当日も朝から雨模様で、天候には恵まれなかった。それでも午後1時頃、晴れ間をぬって撮ることにした。
 柴太朗は尖った物を向けられるのが嫌いで、カメラを見ると怒る。仕方なく奥様の協力を請い、おやつで釣りながら、スマホで隠し撮りする。けれども奴はちょこまかと動き回り、寸時もじっとしていない。
 今回も数十枚シャッターを切りながら、数枚しかまともな写真は撮れなかった。しかしもう今年、推定17歳の老犬にしては、若作りで色艶も悪くない。
 このまま末永く、健康長寿でいてほしいものだ。

   
  【戌年に向けますます元気だった柴太朗の近影】

 このようにご健康を祈っていた矢先、柴太朗が病気になった。…(涙)
 1月12日(金)に、新年早々超大型の寒波が到来した。氷見で積雪65cm・最低気温マイナス7度を記録した。記憶によれば「平成18年(2006)豪雪」以来のことだと思う。
 この寒さで柴太朗は散歩中、後ろ足が動かなくなったらしい。奥様が直ちに病院へ連れて行くと、腰の神経の不調らしく、薬をもらって飲ませたという。
 翌朝様子を見に行くと、いつも通り食欲旺盛だったので、試しに短めの散歩に連れていった。少々ふらふらしたけれど、だいたい調子が戻って来たようで、一安心した。
 しかし彼も、けっこうな高齢犬になってしまった。これからたびたび、このような体調不良を起こすかもしれない。
 長寿を祈りながらも、先行き不安が残る新年の幕開けだった。…








  「食欲不振」 20170309

 昨年の12月2日(金)頃、柴太朗が食欲不振になった。婆様がうっかりご飯に入れた、シマダイの骨が原因かと思われる。土曜日は終日何も食べず、水を飲むだけだったという。
 日曜日の朝に様子を見ると、かなり痩せていた。めったにあげない大好物の牛乳でさえ、少し舐める程度で、ドックフードは一口も食べない。散歩は行きたがったので、奥様が連れて行くと、足元がかなりフラフラしていたらしい。
 かなりの重症だった。…

 折々様子を見に行っても、グダッと寝ているだけで、しっぽも振らない。
 彼もいちおう老犬なので、ちょっと不吉な予感に襲われる。とにかく安静にさせるしかなかった。
 月曜日の朝、病院で診てもらうつもりで、容体を確認に行った。するとなんと、柴太朗はいつものようにしっぽを振って、駆け寄ってきたではないか!
 感激だった。
 そこでいつものドックフードを少しやると、ペロッと平らげ、牛乳もうまそうに飲んだ。これならもう、大丈夫だろう。
 さっそく近くのホームセンターへ行き、胃に優しい犬用の缶詰と、煮干を買い込んだ。

 柴太朗も推定16歳で、人間に換算するなら75歳を越えている。もう完全に、後期高齢者の域へ入っている。
 孝行したいときになんとやら、と言うようなもので、これからはもっと大事にお世話しなければならない、と猛省している。

   
  【ちょっと元気のない柴太朗とヘルシードッグフード】









  「リード交換」 20160212

 散歩中、柴太朗は年甲斐もなく、相変わらずリードを引っ張りまくっている。
 それで初冬の頃、とうとう止金が壊れてしまった。毎日使うものなので、すぐAmazonで100点ほど検索し、写真のごとく、奴に似合いそうな商品を見つけた。

【大型犬用首輪&リード】
 アミット ソフトストライプカラー&リードセット Lサイズ 色:CB オレンジ白緑 ¥ 3,240 

 リードと首輪が、トータルコーディネート(?)されており、ちょっとカッコよかった。リード本体には、真田紐のような丈夫で軽い素材が用いられている。実際に使ってみても、軽快で扱いやすかった。
 ただこうしたデザイン優先の商品は、えてして耐久性に欠けることが多い。毎朝のハードな使用に、何年耐えてくれることやら。…


【ちょっとお洒落な近影】








  「新居」 20150212

 昨秋の11月12日(水)、柴太朗の新しい犬小屋が届いた。
 いま入居中の小屋は、壁に穴が開き、床板も曲がり沈んでいた。もうこの冬は越せないと判断し、買い換えることにした。
 隣町の大きなホームセンターへ行っても、欲しいような犬小屋がなかったので、例によってAmazonで購入することにした。

 注文してから、ほんの数日で納品された。
 しかし包装を開けてみると、中国製のやや粗悪な品が出てきた。
 組立図がいい加減な上、杉板の端が毛羽立っている。また大小2種類ある木ネジの数を、1個ずつ読み違えて梱包していた。日本製であれば、欠陥品に近い。
 しかしそんなことにもめげず、家族一同協力し、小一時間ほどで完成した。
 ただ旧居より一回りほど大きく、このままでは定位置に置けないので、下敷き用のベニヤ板を買わなければならなくなった。これがけっこう高くつき、けっきょく経費は下記のとおり。
 まあ旧居は、かれこれ13年も使用に耐えたことだし、文句は言えない。
 今年から生まれ変わった気持で、これからも健康で長生きしてほしい。

【新旧の犬小屋】 ◎グッドライフウッド
天然木製犬小屋 8,480円
 商品材質:天然杉
 (幅×奥行×高さ)
 商品外寸:
  570×630×820mm
 商品内寸:
  525×590×710mm
 梱包サイズ:
  825×205×640mm
 商品重量:14.3kg

◎ベニヤ板 2,240円
 910×600×18mm

 合計 10,720円








  「角膜炎」 20141028

 9月中頃、柴太朗の左目が変になっていた。
 目やにがひどく、薄い膜がかかっているように見える。拭いても拭いても取れないので、13日にとうとう飼主の奥様が病院へ連れて行った。
 彼のことだからとうぜん大暴れし、診てもらうのがたいへんだったらしい。診断の結果、角膜炎ということで、目薬を処方してもらった。

 保険に入っていない、犬の医療費は高い。今回は軽症だったけれど、目薬1個で2千円もかかった。
 いつも元気な柴太朗も、すでに老犬の域に入っている。これから体のあちこちが傷んで、いろいろ治療が必要になるにちがいない。
 そろそろ医療費確保のため、積立て貯金でもしておかないといけないかも…。

【かわいそうな左目】

 —《レシート控》—

 泉沢動物病院

   氷見市柳田××××-×
    ℡(0766)91-××××
   2014-09-13 10:49

 診察料初・再   ¥500
 投薬料     ¥1,500
 外税対象    ¥2,000
 消費税等  8.0% ¥160
 現金    ¥2,160
 








  「スマホでスナップ」 20130824

 これでも人並みに、スマートフォン(スマホ)などというものを持っている。
 それもいっちょまえに、「iPhone」を「au」で使っていたりする。しかし特別、Appleが好きなわけでもなく、消去法的に選んだら、こうなったにすぎない。
 したがって積極的に、あまたの機能を活用しているわけはなく、せいぜい通話・メール・ネット・カレンダーなどを必要に応じて使う程度の、低レベルなユーザーなのだった。
 ただ恥ずかしながら最近になって、ようやく「iPhone」のカメラ機能がけっこう優れていることに気づき、ちょこちょこスナップ写真を撮っている。
 やはりデジタル一眼レフカメラ(デジイチ)は、高性能な分だけ重くかさばり、いつでも持ち歩くわけにはいかない。メモ程度に撮っておく、というような使い方はまず無理だった。しかしわざわざコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)まで買いそろえるほどでもなく、これまでそういった撮影はしないことにしていた。

 それがある時ふと「iPhone」で、身近なものを試し撮りし、パソコンに落として画像ファイルを見た。想像以上によく撮れており、800万画素相当で1〜2MBのサイズがあり、2L版ほどでプリントしてもまったく問題ない。
 これまでスマホ君のことを見くびっていて、申し訳ない気持でいっぱいです。

 さらになんと、驚くべきことに、スマホを向けても柴太朗がぜんぜん嫌がらなかった!
 これまではせっかく良い写真を撮ってやろうと、デジイチやコンデジを持ち出しても、撮影がたいへんだった。レンズを鉄砲かなにかとかんちがいするのか、吠えるか逃げるか暴れるかで、じっとしていない。
 それが「iPhone」には、とりたててなんの反応もなく、好きなアングルであっさり撮れる。おそらく、彼にとってスマホは、単なる小箱にしか見えず、警戒の対象にならないのだろう。
 やんちゃな犬の写真を撮るとき、スマホが一番だとは、まったく想定外のポイントだった。(笑)


←【iPhone5による柴太朗近影】








  「柴の穴」 20120915

 今年の猛暑は、9月に入っても衰えず、連日真夏日が続いている。そのせいか、柴太朗も暑さ対策に、例年以上工夫をこらしているらしい。
 飼ってみて分かったけれど、概して日本犬は洋犬に比べ、野生種に近く、狐や狸のようによく穴を掘る。これまでも彼自身の判断に基づく「お宝」(骨や空缶やボールなど)を隠すのに、ときどき穴を掘っていた。

 しかし、今年はそんな小物を隠す程度ではなく、ご本人が埋まってしまうくらいの穴を掘っている。
 はじめて見たとき、なんのためなのかさっぱり意味が分からなかった。けれどもしばらく観察したところ、どうやら穴にすっぽり入って、地面に体温を逃がし、涼んでいるらしい。よく考えたものだ…。

 写真のとおり、わが家の庭には、いま無惨な大穴がボコボコ空いている。…(涙)
 まあ彼の気持ちも分かるし、少なくともお彼岸の頃までは、埋めないつもりでいる。しかし、なにしろ足元が危ない。毎朝散歩に行くとき、いつも奴はむだに元気で、強くリードを引っぱる。
 うっかり穴に蹴つまずかないかと、通るたびにハラハラしている、今日この頃であった。



←【ご本人がすっぽり入る柴の穴】








  「老犬?」 20110727

 氷見の方でも、例年より1週間ほど早く梅雨が明け、本格的に夏が始まった。
 やはりそろそろ夏支度をしないわけにいかない。先週、重い腰を上げて、犬小屋を蔽っていたシートを外し、中敷きを洗って入れ替えた。日よけの簾も掛け、まわりを軽く掃除した。

 久しぶりに柴太朗も、家族みんなと遊んでもらえて、大満足のようだった。
 これで、今年の夏もなんとか乗り切れるだろう。

【推定10歳の老犬?】  ところで、柴太朗がとうとう、「推定10歳」になった。
 ご存じない方のために、再度説明させていただくと、柴太朗はもともと、「放浪犬」(野良犬のことで、保健所方面では、こう呼ぶらしい)だった。いつどこで生まれたか誰も知らない。
 たまたま奥様が、氷見の保健所に勤めていた時、彼と出会い、その甘いマスク?に一目惚れして、引き取ったのだった。
 そこで狂犬病の予防接種をし、鑑札をもらいに行った際、動物病院の老先生から、

「まあ、1歳位かな?」

と言われたのを唯一の根拠として、年齢を推定している。
 もしかすると若作りで、もっと老けていたかもしれない。

 しかし、ともあれわが家に来てから、10年ほどの歳月が経たのは確かで、ほんと長い付きあいになる。
 ゆえあって、もうすでに愛犬家を辞退したが(「KY犬」20091221参照)、これからもずっと元気で、長寿を誇って欲しいものだと、切に願っています。








  「冬本番」 20101218

  きのう朝起きて外を見ると、氷見の街中でも薄っすらと雪が積もっていた。いよいよ、本格的な冬が到来したようだ。
 今年はまだ、風邪が流行っているという噂も聞きませんが、皆様いかがお過ごしでしょうか。季節柄、くれぐれもご自愛ください。

 さて、11月末の休日に、犬小屋の冬支度をした。
 例年は、使い古しの毛布でくるんでやっていた。しかしそれではどうしてもダニの巣になるので、今年から「キャプロン」(通称「プチプチ」)を使うことにした。
 大は小を兼ねると思い、幅1.2M×長さ3.0mのロール(3百円程度)を2個買った。実際、犬小屋に巻いてみると、2個でちょうどだった。
 どちらが暖かいか、残念ながら犬には聞けないので、厳冬期にときどき気をつけて様子を見てやるしかない。

 ところで、もうかれこれひと月以上経ってしまったが、10月末頃、柴太朗がお腹を壊し、ご飯を食べなくなった。数日そんな様子だったので、行きつけの動物病院へ行った。
 例年春にある、狂犬病の予防接種以外では、はじめてお医者さんにかかった。なにが悪かったのか、よく分からない。点滴とビタミン剤を打ち、高級ドックフードを与えた。
 お医者さんの話では、それほど大したことはなかったらしい。
 「柴太朗ちゃんの血液検査結果」(詳細は残念ながら割愛)などというものをもらったが、11項目中2項目で、やや数値が高かった以外、まったく問題なかった。ほとんど健康体で、わたくしが例年いただいている、メタボな健康診断結果とは、雲泥の差だった。
 しかしうわさ通り、保険のない犬の治療は高額で、下記の通りほぼ1万円もかかった。仕事の都合で同行できず、奥様一人で行ってもらったかわりに、治療費はわたくしが払わせていただいた。
 おかげさまでその月のこづかいが、かなりピンチになったのは言うまでもない。
【レシート】(抄)
泉沢動物病院(氷見市柳田)
 2010-10-26 17:54
診察料初・再  ¥1,000
血液検査料  ¥4,100
注射料    ¥2,780
投薬料    ¥1,090
処方食     ¥480
外税対象   ¥9,450
消費税等 5.0% ¥472
小計     ¥9,922
サービス      -2
合計     ¥9,920








  「小脱走 2010」 20100904

 少し前、また柴太朗が脱走した。
 7月19日の朝6時頃、寝床でうとうとしていたところ、戌年生まれで犬が嫌いな(?)祖母様が、柴太朗を叱りつけていた。朝食の時、どうしたかの聞くと、5時過ぎ新聞を取りに行ったら、柴太朗が玄関に駆け寄ってきて、びっくりしたと言う。
 そのまま外へ走り去ってしまい、しばらくして帰ってきたので、捕まえてリードに繋いだ。いつも柴太朗を繋いでいる鎖が切れたらしい、とのことだった。
 これで奴の脱走も、次のように4度目となる。
  1. 「迷犬を探しています」 20020914
  2. 「小脱走」 20040226
  3. 「近況について — 続・小脱走」 20061016
  4. 「小脱走 2010」 20100904
    ※今回。実際脱走したのは、7月19日。
 後で見てみると、もう錆がひどくて、連結部が擦れて細くなり、破損していた。
 まあ、これは事故であり、柴太朗が悪いわけではない。彼も久しぶりに、思いっきり外を駆け回れたわけで、気持ち良かったに違いない。早朝の出来事で、車もほとんど走っておらず、不幸中の幸いだった。
 その日のうちに、さっそく新しい鎖を買って付け替えた。
 商品名とスペック(?)は、以下の通り。
「係留ワイヤーロープ ドッグキーパー 2m DK-2000」
【製品概要・仕様】
  • メーカー型番:DK-2000
  • 適応サイズ:直径0.5cm×長さ2m
  • 材質:ステンレスワイヤー
  • 適応体重:体重25Kgまで
  •  新しい鎖は、細くて軽く、ビニールも巻いてあり、じゃらじゃら音がしなくて良い。柴太朗も、ちょっとは楽になるだろう。
     ただ祖母様にはないしょだが、実は長さが2mあり、以前より20cmほど伸びて、行動半径が広くなっている。その夜、庭の犬小屋付近で、これまで届かなかった所に、しっかりと穴が掘ってあった。
     ストレス解消か暑さ対策か知らないが、ちゃっかりしたものだ。くれぐれも祖母様が丹精込めている、鉢植えなどに触れないよう、祈るばかりだ。








      「休日の定番」 20100531

     最近は休日の朝、よく晴れていたら、柴太朗の世話と子供の相手とを兼ねて、1時間ほど朝日山公園へ散歩に出かけている。当然、柴太朗のご主人である、奥様にも同行をお願いし、重要な役割を分担してもらっている。
     ちなみにいつもの隊形では、息子が先鋒で前を走り、わたくしが中堅でリードを持って、引きまくる柴太朗を押さえ、奥様が殿で、道々ウンコを片付ける、という構成になっている。
     通常は上日寺を抜け、朝日山へ登るコースを採っている。この上日寺がくせ者で、息子が池の鯉をかまい、霊水の不動さんに水をかけたりしていると、時間がかかってしかたない。
     まあ休日は、どうせ一日中子守りだから、それでも全然かまわないが…。
    【朝日山公園にて】

    【いきいきとした表情?の柴太朗】  目的地は、公園の遊具広場で、花見の季節を除けば、日中ほとんど人影がない。
     一家で広々としたスペースと、遊具を独占できる。さすがに人目がはばかられて、ドックランみたいに、リードを外すことはできない。ただ古いリードをもう一つ繋いで倍の長さにし、ゆったりと柴太朗に散歩させている。
     写真の通り、彼もいきいきとして、表情豊かなように見える。飼い主の身びいきに、すぎないのかもしれないけれど。
     ともあれ犬も子供も喜んでおり、もうほとんど休日の定番となっている。








      「KY犬」 20091221

     12月前半の暖冬傾向が嘘のように、17日頃から強い寒波が襲ってきた。
     氷見でも本格的な雪模様となり、19日には平野部でも40cmほどの積雪となった。この冬はじめて、家と職場の雪かきに励み、久しぶりのことでかなり疲れた。天気予報では、今週やや寒気がゆるむ見通しだが、今年は確実にホワイトクリスマスとなるだろう。
     インフルエンザの猛威も止まず、皆様くれぐれも健康にはご注意ください。

     さて今年「迷犬柴太朗」は、最初で最後の更新となった。
     このコーナーは、拙サイトで最もマンネリ化しており、正直言ってもう書くネタがない。
     例年通り、春には狂犬病の予防接種をし、夏には暑さ対策のため犬小屋を模様替えし、そして冬にはまた寒さ対策のため模様替えした。あえて書くとしても、その程度の事柄しかなかった。
     もう毎年ファイルを作成する必要もなく、来年から数年まとめて書くことにしたい。

     そのようにもう柴太朗に対する愛情が薄れ、いささか冷たい態度になっているのだが、これにはちょっとした理由がある。
     今年の1月末から5月末まで、奥様が少々やっかいな病気のため入院し、その間ほとんどわたくし独りで、柴太朗の世話をしていた。雨の日も風の日も雪の日も嵐の日も、そして自分の風邪の日も、一日も欠かさず朝6時頃散歩に行っていた。
     柴太朗は向こう気が強く、散歩の間、前へ前へと容赦なくリードを強く引っ張る。そのため風邪気味で微熱がある日など、足元を取られ転倒しそうになる。
     奥様がおらず、わたくしの調子も悪いのだから、少しは察してゆっくり歩いてくれても良いのに、そうした飼い犬らしい気遣いは皆無で、わがままを通す。早朝には散歩がまだだと言って吠え、夕方にはご飯が遅いと言って吠える。
     そんな柴太朗のKY(空気がよめない)ぶりには、ほとほと愛想が尽きてしまった。

     残念ながらそういう訳で、もうわたくしは愛犬家を辞めさせてもらい、後は最低限度、飼い主補佐(当初から奥様が飼い主)としての責任だけ、果たすことにしたい。
     ということで、これから「迷犬柴太朗」の更新については、あまりご期待下さらないよう、お願い申し上げます。