間違いやすいきのこの鑑別  ドクササコ編
  ヒダ 場所、季節 特記
 
径5〜10cm きわめて密で、わずかに淡黄褐色を呈す。 長さ3〜5cm、径0,5〜0,8cm 主に、竹林内に、多数群生または、数個叢生。 有名な毒きのこで、誤食すると4〜5日して、手足の先があかくはれ、焼け火箸を刺すような激痛が1ヶ月以上も続く。
ドクササコ 中央部はくぼんで、漏斗形をなし、周縁は下方に垂れる。 中空、繊維質で縦に裂けやすく、表面平滑。
(キシメジ科カヤタケ属)  
A p20 表面:橙褐色、無毛平滑で粘性はない。   傘とほぼ同色。黄〜橙褐色。 秋季(9月〜10月頃) 食べてから数日後に症状が出るため、きのこ中毒と気付かない場合がある。
B p68         毒成分:クリチジン
C p17 肉:淡黄褐色を帯び、薄い。      
D p66        
E p94・95        
F p34・35          
           
* 漏斗形のカヤタケ属には、食用になるものが多いため、誤って食べないよう注意が必要である。
参考文献
A 原色日本菌類図鑑
B 日本のきのこ
C 原色 きのこ
D 長野県のきのこ 改訂版
E 野外ハンドブック3 きのこ
F 日本の毒きのこ 150種